PandoraPartyProject

SS詳細

零れ、悪意に染まる

登場人物一覧

アーマデル・アル・アマル(p3p008599)
灰想繰切
アーマデル・アル・アマルの関係者
→ イラスト

名前:アセナ
種族:旅人
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):10代
一人称:僕
二人称:キミ、お前
口調:よ、だよね、だね
特徴:ケモ耳、ぼんやり、褐色
設定:
 夜を思わせる黒髪に黄昏の瞳、夜空に掛かる雲の尾をした少年。
 明るい青色のラインが輝く衣装と拘束具、同じ色に輝く直刀を握る。
 幻想にこの数ヶ月以内に姿を見せるようになってきた存在で、アーマデルも幻想にて遭遇している。
 それは深い夜、月夜の晩、突如として差した影に空を見上げた時のこと。
 屋根伝いに宙を蹴りながら跳ねるように町の外へと消えて行った。
 少なくとも、アーマデルの視点からはその正体は全くの不明である。

 以下に記されるのは、まことしやかに囁かれる彼のお伽噺の内容である。
 曰く、その者、月の輝く晩に姿を見せ病を運ぶ。
 幻影の如く捉え難く、表情も読み難く、今まで捕縛の情報はない。

 運ばれてくる病は症状が確定的に明らかになっている。
 曰く、発症した者は黄昏色に瞳を輝かせるという。
 味覚が変質し、強い臭いや水、大きな音、光を苦手とするようになる。
 最期には目や耳を自ら潰し、自ら死に至る――という。

 また、この病については療法が既に判明している。
 それは初期症状である眼の色の変化が発生するよりも前に強い衝撃を与えて気絶させること。
 また、現在までイレギュラーズには発症者はいない。

 ――というのがお伽噺の内容である。

 獣種のように見えるが、実体は旅人。
 そもそも人間の範疇ではなく、どちらかというとROOにおける『アバター』的な存在。
 ある世界の少年がRPGの最中にアバターと魂が癒着した状態で混沌世界に呼び出された結果の産物。
 最初はバグを疑いながら空中神殿を降り立ち、幻想にあるローレットに向かう――最中、少年は不運にもある貴族に出会う。
 道案内を買って出た彼に着いていった少年は、そのまま姿を消した。以来、誰も彼を見た者はなかった。
 いたとしても、そもそもとして旅人である彼がローレットに到着しなければ、消えたことさえも気づかれなかった。

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