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アリシア・フィンロードの肖像

登場人物一覧

恋屍・愛無(p3p007296)
愛を知らぬ者
恋屍・愛無の関係者
→ イラスト

名前:アリシア・フィンロード
種族:魔種(元カオスシード・色欲)
性別:女
年齢(或いは外見年齢):20代前半に見える
一人称:私
二人称:あなた ~様 愛無にだけ、そこな怪物
口調:です・ます・でしょう?
罪:正義
罰:色欲
弱点:不適合/鈍感
特徴:虚乳 ちちしりふともも? 盲目 青みがかった灰色の髪 嘲笑 ぼろぼろで色っぽい黒衣 長いシスターヴェール 愉快犯 ケケケと笑う
設定:

「そこな怪物、どうして私の邪魔をするのでしょうか。私は憐れな聖職者ですよ、ケケ」

 遂行者のひとり。聖痕はもみじの葉。
 彼女の色っぽい肢体は、すべて「神の国」ことルストによる権能で成り立っている。つまり、虚構であり、本当の彼女の姿は、愛無しか知らない。

 特技は取り入ること。
 口車と色香で対象をハニートラップにかけることを得意とする。自分の真の姿を知っている愛無へはなみなみならぬ憎悪を抱いており、機会があれば抹殺したいと常々考えている。彼女にとって愛無は目の上の瘤であり、みじめで醜い本来の自分を思い出させる忌々しいイコンである。

 じつは豊穣へバグ召喚された幻想のとある貴族の次女。唯一の家族である父からは政略結婚の道具としてしか扱われていなかった。だがある日、父が発した「私達は神に愛されている」という言葉に天啓を受ける。神に愛されれば父にも愛される。彼女の色欲が目覚めるきっかけだった。以降、外聞と政治活動を餌に父から許可をもぎ取り、信仰の道へ入る。敬虔・純潔・清貧を旨とした修道院で暮らすようになるも、彼女の苛烈さは増していくばかりだった。彼女は「敵」を求めた。教導し、己の正しさを証明する相手としての敵を求め、孤立していった。
 神の愛を求めるほどに、周りの皆が、そして父が遠ざかっていく。

 さらにバグ召喚、頼る先のない豊穣では遊女になるしか道はなかった。突然未開の地へ召喚され、徴無(しるべなし)と罵られ、あれほど神聖視していた貞節を売るはめになった彼女の信仰はへし折れた。「神の国」の遂行者となったのも、その辺に理由があると考えられる。

 愛無との出会いは幻想に居た頃に遡る。彼女の擬態、作られた表面だけの美しさに心打たれたのだ。愛無のように美しくなれるはず、それもまた彼女の歪んだ色欲からくる。

「私は満たされていなくてはならないのです。神の寵愛を得て遂行者となった今なら、お父様も私を認めてくださる。そうでしょう?」

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