SS詳細
罪過の聖騎士リスティア
登場人物一覧
名前:リスティア・ヴァークライト
種族:幻想種
性別:女性
年齢:20
一人称:私
二人称:~さん
口調:だね、だよ、だよね?
特徴:聖騎士団所属、『罪過のヴァークライト』長子
設定:
父が不正義により断罪された過去を持つ娘。しかし、その断罪執行を幼い娘であったリスティアが執り行うことで家門は存続された。
実父を殺害したという汚名を背負い続けながら実父の背を追って聖騎士となった。
ヴァークライト家はリスティアの弟であるアリスティが継ぎ、母のエイルが17歳のアリスティを支えている――
つまり、これはスティアを出産したときに亡くなった母エイル・ヴァークライトが生存しているスティアの『IF』を表した存在なのだろう。
叔母エミリアに剣を習い、聖騎士として神学校に通った。後ろ指を指されることもあったが、幼馴染みで聖職者であったオウカの正義感がリスティアを支えてくれた。
オウカ曰く「聖騎士となるならば、私にとって都合の良い存在はリスティアちゃんになるはずですから」という打算込みの関係だが、「それでいいよ」と強かに応えている。
何かを護る為には、何かを犠牲に為ねばならないと知っているからだ。
実父殺しの聖騎士と呼ばれる少女はヴァークライトを名乗るが、家の事は全て弟に任せ彼に仇為す不正義を破壊しつくすと決めて居る。
性格はスティアと比べれば穏やかで、落ち着いており何処か厭世の気配を醸し出す。
体が咄嗟に動く事も多いが、それでも尚も『スティア・エイル・ヴァークライト』と比べれば落ち着いているだろう。
外見そのものはスティアそのままではあるが、騎士としての衣服に身を包み髪型なども動きやすいようにアレンジを加えているなど本来の彼女とは懸け離れている所も見受けられる。
リスティアは自身が『作られた何か』であることを理解している。『遂行者』が信じる神が何者であるかも理解している。
それでも、生れ落ちて直ぐに死した母を、そして、本来ならば生まれてくるはずだと知ってしまった弟を。
二人を『嘘』だと言わしめる世界を認めることは出来なかった。
神が作り出したというならば、屹度意味はあったはずだ。
ならば、私は――二人を護るよ、だって、その為に剣を握ったのだから。