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SS詳細

多脚戦車AIT-1

登場人物一覧

長月・イナリ(p3p008096)
狐です
長月・イナリの関係者
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名前:多脚戦車AIT-1
種族:-
性別:-
年齢:-
一人称:-
二人称:-
口調:-
設定:
 古代遺跡からの出土品を元に、生産が計画されていた蒸気式戦車。
 後に鉄帝国の新皇帝派が計画を練り直し、新たな目的を付与して再開発した。
 だが第一次生産分のみで戦役が終結、行き場がなくなった兵器である。
 なぜならば『AIT』とは『アンチ・イレギュラーズ・タンク』であり、そんな代物は新皇帝派以外には意味のない兵器であったため。
(元の構想は南部戦線に配備するための対人戦車だったが、幻想の兵士や騎士などを相手するには、あまりに高コストかつオーバースペックであるため開発が停滞していた)

 武装は連装の大口径主砲、連装機銃、及び近接防御兵器としてSマイン(榴散弾地雷)を軸としていくらかの装備変更が可能。
 車体後部には輸送コンテナを持ち、戦況に応じた換装運用も可能。

 特筆すべきは精霊力駆動の無人兵器であることがあげられる。
 索敵から戦闘、そして帰還までの一連のタスクを自己完結させることが出来る。
(古代遺跡からの特定の出土品が必要不可欠なため大量生産がしにくいといった欠点はある)

 イレギュラーズの戦闘傾向として、運命への干渉力――可能性への対処方法が考慮されている。
 そのため小口径の機銃を囮として主砲をあて、命中後は即座にライフル弾を同じ対象に放つといった、通常の対人兵器としては考えられないような(あまりにオーバーキルな)挙動を行う。
(そもそも戦車砲を個人に撃ち込もうなどといった所から異常な発想ではあるが)

 何よりの問題は、これを綜結教会のロス・キューブラが買い取り、教団へ持ち込んだことである。
 何両渡っているのかは不明だが、おそらく相当な数である(全てに近いだろう)。そして設計図などの整備量産の土台も購入されたであろうこと、ロス・キューブラの伝手として練達の高度な技術が存在すること――といった各要素の結びつきも厄介である。

 また本件には、ベデクトにおける帝国軍海兵隊の元新皇帝派将校ガハラ・アサクラの関与も疑われる。
 おそらく開発や運用についてはガハラの主導のもとで行われている。

 これらの情報を元に世界各地へ広がろうとしている『神の国』案件において、鉄帝国への介入が予測されている。
 情報は現在『杜』『練達復興公社』および『練達政府筋』と『ローレット』が知り得たものである。

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