ＳＳ詳細
PC分析表・赤白バージョン〜p3p008599〜
登場人物一覧
- アーマデル・アル・アマル(p3p008599)
灰想繰切
●基礎データ
ローレット識別番号：p3p008599
名前：アーマデル・アル・アマル
種族：ウォーカー
性別：男
特徴：『一翼の蛇』の加護を刻んだ魂を納めた器 大切な人ができた
●ビッグデータ
その者、黒き衣まといて悲しみの箱庭へ降り立つ。
血統、超越せし先祖返り。突然の「力」は御身を守る加護か、そのうぶな肌を傷つける呪いか。宿命の星は今宵も冷たく輝く。しかして汝、忘れることなかれ、いかに記憶が、感情が、巻き戻ろうと、愛し愛されたことだけは忘れたもうな。隣にいると決めた人々の存在を、忘れたもうな。
例え汝の恩寵が「L'annulaire brun」だとしても。褐色に染まった左の薬指から滴る猛毒だとしても、其が、ただ傷つけるだけの恩寵といえども、汝は世界から愛された祝福されし、いのち。忘れることなかれ。例えこの言葉届かずといえど、我、汝の幸いを願う。人は呼ぶ。其を祈りと。ロザリオたぐりよせ、辺境の窓辺にて乞うる。汝の心安らかならん事を。硬く凍りつきしその心が、解き放たれるはいつか。深く深く心の底に刻まれし呪縛が解けるときはいつか。ああ、我ひとと、とめゆきて、涙さしぐみかえりきぬ。
汝、アーマデル・アル・アマル。幸いなれ、幸いなれ。冥きにありてこそ、道はほんのりと輝く。恐れることなかれ。とどまることなかれ。宵空を思わせる暗殺者よ。過去は遠くになりにけり。今こそ踏み出せよ、未来へ。
●コソコソ裏話
ネタに困らないアーマデルさん。
アーマデルさんといえば切り口はいろいろあるし語れることも多いのですけれど、まずはドシリアスな設定にも関わらず与太依頼へ堂々と突進するフットワークの軽さですね。しかもキャラがぶれない。シリアスでも与太でも、「俺が、俺こそが、アーマデル・アル・アマルだが？」と言わんばかりの生真面目っぷりを発揮。しかもそれがちょっとずれていて面白いというRPの妙味を感じさせるキャラですね。
重要NPCへ絡みに行くガッツも持っていらっしゃいますし、大切な恋人もできたご様子。PPPも終盤、ぜひ、悔いのないように活動していただければと思います。
で、冒頭のネタに困らない、の部分なのですが、多彩な関係者設定もまたアーマデルさんの魅力ですね。保護者を称するイシュミルさん、いいですね、私、お医者さんキャラに弱くてですね。イシュミルさんが出てくるたびにノリノリで執筆しております。私、みどりが手掛けさせていただいた関係者と言えば、やはりラウランさん。出てきたままほったらかしだったトリーシャちゃんと絡めた途端、動く動く。いやまさかまさかあんな展開になるとは書いてる本人の私も思いませんでしたよ。ラウランさんはエクカ生まれ、なのかな？ 設定を手掛けさせていただいた時から、なんだかいいキャラになる予感がしていたのですけれど、本当にそうなりましたね。驚いています。
そして関係者といえば、アルフス・アノレーさん。こちらも手掛けさせていただいております。ありがとうございます。アーマデルさんが頭韻を踏んでいるので、アルフスさんも「ア」始まり。ついでに敵役も「ア」ーノルドと、アでそろえてみました。今後も楽しんでいただけるよう、私も全力でがんばりますので、どうぞ遊びにいらしてください。
そうそう、関係者といえば優先。この優先付与なのですが、いつも恋人さんへも優先つけるべきかな～と悩んでおります。じつは私、新規のお客様へのおもてなしの心を忘れずにいたいとの思いから、優先参加付与へは慎重なのです。たしかに固定メンバーに向けてリプレイを作成する方が、キャラ把握も楽ですし、プレイング傾向もわかるのでリプレイが作成しやすいのは確かなのですが、GMのはしくれとしては、マスタリング能力が劣化するのが怖いのです。あとはストーリー展開がですね、どうしても固定参加者相手だとリプレイがディープになりがちですのでね。何かと自分に甘い私ではありますが、さすがに、俺の書いたものはぜんぶ読んで当然、みたいな態度だけは取りたくないのでね。つまらないこだわりですけれども、ご新規さんがふらっと入れる気軽さは捨てたくないなあ、と。
とはいえ、PPPも今年で最後。すこしは己の性癖をさらけだしてみてもいーかなーと思っておりますので、おふたりへの優先付与の件は前向きに検討させていただきます。
このイメージや分析があっているかは、後日の課題とさせてください。またのご利用をお待ちしております。
●総評
とにかくネタに困らないアーマデルさん。
NPCと絡み、関係者をちりばめていくと、GMのうれしいツボを押さえてくれる懐の深さ。そして与太依頼へもドスドス入っていく発想力。さらにプレイングが面白い、と三拍子そろったアーマデルさん。過去と決着を付けられる日は来るのでしょうか。恋人さんとともに心から笑いあえる日々が来ますよう。
