ＳＳ詳細
PC分析表・赤白バージョン〜p3p009207〜
登場人物一覧
- リースヒース(p3p009207)
黒のステイルメイト
●基礎データ
ローレット識別番号：p3p009207
名前：リースヒース
種族：グリムアザース
性別：女
特徴：長らく性別不明であったが、最近女性と判明
●ビッグデータ
リースヒース、近しき者からはヒース。荒れ地の乙女よ。
その来し方へは死者のうめきがべったりと。行く末からは血と脳漿の匂い。リースヒース、荒れ地の乙女よ。
受けたる恩寵は「影の武具よ来たれ」。煤色の影より得物を召喚する。暗黒にまみれた美しき乙女、その美、灰かぶりの如くか。今はまだ雌伏、この世へ定着しつつある影。その全容明らかなる時、現れしは太陽か暗雲か。たとえ厚い雲なれど汝、憂うことなかれ。雲は雨を呼び、荒れ地へ豊かな富を降らす。亜麻色の肌へ恩寵降り注ぎ、御身はさらに艶めきたる。果てしなき空と大地の狭間で踊れよ、脚高くあげて。震え疲れし霊は汝の御下、安らかならんや。
哀しきかな、愛おしき面影は遠くなりにけり。そは汝が自らの道を歩みだしたことを意味する。胸に痛み抱いて征けよ、乙女。傷口より溢れでたるは蜜。汝から滴り乾いた大地を潤す。輝かしきかな、漆黒よ。すべてを吸い込む真空よ。悲しみも苦しみも喜びも楽しみも、汝の前に恭しく沈黙し手を延べるであろう。幾万のさざなみの如きその手を取れよ、未来不確定ならば、汝もまた選ぶ権利はある。己の道突き進め。リースヒース、近しき者からはヒース。荒野に咲く一輪の花よ。
●コソコソ裏話
性別不明だったのが！
女性になってるー！！
おめでとうございます。キャラの成長はGMにとって何にも勝る喜びです。リースヒースさんの今後にこうご期待！ というところでしょうか。ぜひ、拙文ながら私もその末席に加えていただきたいものです。
さて、リースヒースさんといえば、プレイングの大胆さですね。
私、みどりがGMとしてリースヒースさんへ関わらせていただいたのは、リプレイにして３本。そのうち２本でMVPを取っておられます。打率にして６割です。パネェ。うち１本はMVPが選出されていなかったので、実質１０割です。パネェな、おい。
はじめてお目にかかった「＜潮騒のヴェンタータ＞長くて意味不明なタイトル」においては、リースヒースさんはうさんくささ丸出しの霊能者を演じておられましたね。あのシナリオは海上の飛行種をどうどかすかが肝でしたので、そこへ直接働きかける、競馬で言えば一点買い全ツッパのプレイングの大胆さには舌を巻きました。しかもその内容がリースヒースさんのはかなげな容貌とは打って変わって「ガンギマリ」なうえに内容もよく練られていてクリティカルだったため、こりゃＭＶＰだわ、と強く感銘を受けたしだいです。あとね、これは直接は関係ないんですけど、ここだけの話、水着がね。褐色肌に競泳水着ってなんてえっちなんだろうとですね、こいつぁ描写しなきゃね！ と、勢い込んで書いていたのを覚えています。字数の関係でだいぶ削らなきゃいけないのが残念でした。
２回目のMVP、「＜革命の聖女像＞バイバイ、パパママ」においては、作戦の中核を担っておられましたね。要救助者アリョーナを馬車でもって確保し、逃走する、という内容でいらっしゃいました。エネミーガジェットが「呼び声」であったのもあり、まずはなんらかの障壁を用意しなくてはならない状況において、移動する砦ともいえる馬車の存在は強く頼もしいものでした。本来のプレイングでは、アリョーナを確保したまま戦場を外周を駆け巡り、すきを見て攻撃する、というものでしたが、それではアリョーナが呼ばれてしまうだろうという判断、および、アリョーナの救出を第一義に考えておられると思われましたので、戦場離脱、とマスタリングさせていただきました。あの魔種ことグラリオットのイメージはヒグマでして、知能が高く、獲物へ強く執着するという傾向を盛り込んでおりました。ですので、グラリオットのかけらに襲われるというシーンも書き加えさせていただきました。ヒグマがなんでミミズ団子になったのかって？ それは、えーと、私の右脳に聞いてください。なんでミミズ団子になったのかは私自身首をひねるところですが、なかなかいいビジュアルになったなと思っています。OPもホラー要素てんこ盛りで楽しく書きました。ですので、リースヒースさんの体を張ったプレイングは、たいへんうれしく思いました。
このイメージや分析があっているかは、後日の課題とさせてください。またのご利用をお待ちしております。
●総評
一見つつましやかに見えながら、戦場では大胆に行動するリースヒースさん。すでにMVPを６つも取っておられる活躍ぶり、お見事です。烙印による疑似反転で女性であることが判明したリースヒースさん、今後様々な苦難が襲い掛かるかもしれませんが、ぜひその明晰な頭脳と持ち前の思い切りの良さでもって、乗り越えていただきたいなと思います。
