SS詳細
PC分析表・赤白バージョン〜p3p004151〜
登場人物一覧
●基礎データ
ローレット識別番号:p3p004151
名前:赤羽・大地
種族:ウォーカー
性別:男
特徴:本名は三船大地、赤羽と同じ肉体へ共棲している 最近鱗泡病を受けた
●ビッグデータ
術師あり、花の如くなり。かそけき幽玄の面影のみならず、行使するは緋。緋を降らせ、緋を浴び、緋に染まりし様は百花の如く。
名を大地、三船大地。またの名を赤羽。器一つなれど住まう霊はふたつありて、それぞれに名を有す。傍らに有りて触れられぬ様は、花見ず葉見ずと称される彼岸花の如し。首切り兎の件より、大地、赤羽を受け入れ、これをよく擁す。赤羽、大地へ宿りて、これをよく支える。
大地はこれ、自由図書館の司書なり。瞳、本を吞み、活字を食らうなり。本を愛し、活字を愛で、年老いた書物を慰撫する。彼の者へ下されたる恩寵は「本の
赤羽はこれ、死霊術師なり。荒れ狂う御霊をよくいなし、よくしつけ、よく従えるなり。尊大にして強大なりといえど、これを押さえ、大地と戦場へ共に並び立つ。血生臭き地においてなお、死者の声を聴き、死者の思いをくみ取らんとす、その優しさは大地か、赤羽か、はたまた両者の思い交差するからか。謎は謎のまま置くがよかろう。閉じられた本の如く。その禁を破り、最初のページを開くは「赤羽・大地」を名乗る者に他ならぬ。
●コソコソ裏話
赤羽さんと大地さんじゃないですかー! ヤッター! こんにちはー!
やはりおふたりをみどりが語るうえで避けて通れないのは「赤羽と大地の話~死霊術士は嗤う~」ですね。ピンナップまで付けていただいて、誠にありがとうございました。赤羽さんの「死霊術師(ネクロマンサー)っぽい所を見てみたい!」というご注文でしたので、無い知恵と資料を振り絞って楽しく書き上げたのを覚えています。
「目を逸らセ、際限なくでかくなるゾ」の出典は、文中にあるとおり見越し入道から。限られた文字数で強敵感を出したかったのです。
首を柱に例えたのは、神を一柱、二柱と数えることから。人体の柱といえば理性こと脳を支える首であろうと連想がつながりました。それというのも、赤羽・大地さんといえば、やはりみどり的には首の傷。欠損好きとしては日々「ウヒヒ、いいですなあ、いいですなあ」とにやにやしておりましたので「自由図書館ノ一日」で触れることができなかった、首の傷へスポットを当てたいなと考えてのことでした。
この頃はまだ大地さんがメイン、赤羽さんはサポートというイメージがありまして、「主」人格である大地さんが「柱」を担うのがよかろうということで、首の傷から血があふれ出て鞭になる、という描写を採用しました。これは赤羽さんが大地さんの肉体と霊力を借りて権能を行使したというイメージも含まれています。
やっぱりね、赤羽さんと大地さんはふたりでひとり、というバディ感がいいなあと常々思っておりますので、おふたりを手がけるたびにキャッキャしております。一時期、離れ離れになっていたのかな? 現在は和解(?)したご様子で、勝手に、赤羽さんと大地さんが主と副ではなく、対等な関係になったのかなと妄想しております。
なんかSS一本だけでガーッと語っちゃいましたね。あのお話は個人的にも気に入っているので、ついつい。好き勝手させてもらえて、ホントにうれしいです。
赤羽さんと大地さんを描写する上で大事にしていることは、先程も述べた通りバディ感、それから、マジックユーザーとしてのカッコよさです。具体的にはスペルですね。字数の許す限り詠唱してもらってます。最近は術でお花を扱うことが多いようですので、これからはさらにカッコよくしていけるんではないかと、個人的にもワクワクしています。
赤羽さんと大地さんのプレイングは、死者へ働きかけるものが多い印象です。ここにも術師としての矜持などを感じ取りますので、可能な限りお答えしたいと考えております。頑張ってプレ書いたけど、空振り三振とか悲しいじゃないですか、ねえ! と、いろいろ考えた結果が「『それ』と呼ばれたフェアリーテイル」のアーネストだったりします。最初はOPのみと考えていましたが、プレイングを受けて急遽登場の運びとなりました。傲慢な村人を代表する存在にするべく、結果、ドクズに。お楽しんでいただけたかどうかは、神のみぞ知るというやつですね。
このイメージや分析があっているかは、後日の課題とさせてください。またのご利用をお待ちしております。
●総評
術を駆使し華麗に戦う姿は描写し甲斐があります。大地と赤羽、ふたりの人格が支えあい、生きていく魅力的な設定は、これからも多くのGMへ刺さることでしょう。