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リインカーネーション・シスマ

登場人物一覧

スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)
天義の聖女
スティア・エイル・ヴァークライトの関係者
→ イラスト

名前:リインカーネーション・シスマ
種族:聖遺物の聖霊
性別:無し(外見的特徴として女性)
年齢:UNKNOWN
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:です、ます、ですか?
設定:
 ヴァークライト家の女性が代々受け継いできた、守りの加護を与える指輪に宿る聖霊。
 現在の主はスティアである――そのはずである。
 本来はヴァークライト家の聖務を見守る、優しく温かな存在のはずだった。
 滅多に現われることはなく、姿を見ずに一生を終える主も居る。
 現在は『遂行者』カロルによる汚染の途上にあり、分離シスマされてしまっている。

 かつてヴァークライト家が輩出した聖女セシリアの指輪であり、彼女の思念が強く残って居る。
 セシリアは、海洋王国にも近い内海である腐死海を望む町ヴィマリトの伝承において、魔を退ける奇跡を為したとされている。
 魔はヴィマリトにいくつもの死病を呼んだが、セシリアは聖なる力でたちまちに退けと伝承される。
 その際にセシリアが携えていた杖は崩れてしまったが、残された宝石を指輪にしたという。
 死病を恐れずに立ち向かったセシリアは、やがて聖女に列せられた。
 それ以来、指輪の主は聖霊の加護とセシリアの気高い意思を受け継ぎリインカーネイトするものとされている。

 セシリアは未婚であり子も居なかったが、家系的に言えばスティアの血族――遠い祖先筋ではある。
 ただ指輪の主となる者は、セシリアの血縁である必要はかならずしもない。
 婚姻などによってヴァークライト家に連なっても良いからである。

 聖霊の元々の容姿や性格自体は、恐らくセシリアを模していると思われる。
 なぜならば伝承される絵画に描かれるセシリアの姿と似ているからだ。
 性格は穏やかで優しいとされているが、汚染された現状は不明である。

 汚染の過渡にある聖霊は、おそらく既に魔種の手にあると思われる。
 スティアが指輪から感じ取っていた『何か』が、失われてしまったと思えるからだ。

 聖霊の能力は不明だが、魔の影響を受けている以上は暗い推測しか出来ないだろう。
 純白の翼は徐々に黒く染まり、守り癒す力は、傷つけ呪う力へと変貌し――

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