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壊れた鍵と鳥籠の主
登場人物一覧
- 星穹の関係者
→ イラスト
名前:ロイブラック
種族:魔種(幻想種)
性別:男性
年齢:unknown
一人称:俺
二人称:キミ、呼び捨て
口調:だろう、だな、かい?
特徴:強か、天義に存在した宗教団体の教祖
設定:
聖都フォン・ルーベルグに存在するカフェ『鳥籠』の店主。ロイブラック・『グラヨール』と名乗っており、没落したグラヨール家の縁者であると噂される。
本人は何も語らず只のカフェ店主だと微笑むが――事実は違っている。
現在はその姿を確認されていない宗教団体の教祖であり、『鳥籠の主』とあだ名されている。
美しい歌声を持つ子供達を攫っては、美しいままに殺めた。その声で名を呼ばせ、その血を浴びて永遠の命と美しい歌声を手に入れることを画策する。
ある種のカルト宗教であったが、現在はその活動は確認されていない。
幻想に存在した秘密の酒場にて歌っていたマツリカという女の声に惚れ込み、彼女が天義に嫁いだと知り追掛けた。
その話術で難なくグラヨール家に入り込み、当主ブーゲンビリアと親友と呼べる存在となった。目的は『子供の声』であるためジャスミンが産み落とした娘を目的としていた。
ブーゲンビリアがある聖遺物の影響を受けたとき、ジャスミンは二人の子供を信頼できるロイブラックへと預けた。
どうか、幸せにしてやって欲しいとその身柄を預って、彼が最初にしたのは興味がない『セアノサス』の殺害だった。
殺しきることが出来ず、意識を失った状態で路上に放置されたセアノサスは愛称であった『セナ』という名だけを覚え、現在はアリアライト家に引き取られている。
目的であったセラスチュームを『セラ』『星雛鳥』と呼び、彼女の歌声を永遠のモノにしようと画策、監禁していた。
同じ歌を永遠に。
同じ時を永遠に。
同じ夢を永遠に。
途方もない願いを胸にして居た男は、セラスチュームの背に傷痕を付けた。まるで羽を捥ぐように丁寧に、お前の行くべき場所は何処にもないと囁くように。
セラスチュームは家族と自由を求め、逃げ果せた。
その後行方は分からなくなっていたが――聖騎士団で『セアノサス』に良く似た青年を見かけたのだ。
セナ・アリアライト。先ずは彼と仲良くなれば良い。彼ならば屹度、愛しき星雛鳥の居場所を知っているだろう。
……取り戻さねばならない。キミは覚えて射るだろう。俺達の目的を。なあ、愛しい俺の小鳥。