SS詳細
Lost heart
登場人物一覧
- グリーフ・ロスの関係者
→ イラスト
名前:Dr.lost(通称『ドクター・ロス』)
種族:旅人
性別:男性
年齢:unknown
一人称:私
二人称:君、お前、さん
口調:だ、だろう、だろうな
特徴:元『医師』、秘宝種製造の技師
設定:
外科医であった男。転移前、心の底から愛した『看護師』ニーヴィアをある事故で失って以来、彼女に固執している。
愛する女性を作成するための技術はとある旅人が作り上げた産物であり、ドクターはあくまでも利用していただけの立場である。
旅人の男は快くロスにその技術を貸し与えたらしい。
『境界』が繋がった際にその技術は混沌世界に受け入れられる事となったが、あくまでも彼は『人体に詳しかった』だけであり人造人間の核(コア)なくしては作り上げることは叶わなかった。
男はあくまでも秘宝種を作っているのではなく、アンドロイドの作成を行って居るだけだ。
混沌でもアンドロイドを作り上げた者は多く居るだろう。それらが、人として認められたとき仮初めの命は本来の『生命』となる。
ロスの作成した個体もその条件からは違わず、混沌世界に召喚されることにより秘宝種となる。
しかし、ロスの作成した『第3726号』は境界との『ズレ』により受け入れられた個体達は長き眠りに就くことになった。
――果たしてニーヴィアが彼を愛したのかは分からない。
死人に口なし。彼女を取り戻そうとした男が作り上げた『彼に都合の良いニーヴィア』というデータしか存在していない。
彼は幾度も作り上げることだろう。自らがプログラミングした『ニーヴィア』の心を持った秘宝種を。
自身の作り上げた『ニーヴィア』(ニア)に成り得なかった秘宝種達は必要はない。
男は核を回収するために自身が製作した個体にはマスターコードを仕込んだ。
『愛しているよ、ニア』
その言葉は、自壊を意味する。名を呼び、囁けば作り上げた個体は崩れ落ちて核だけ残して消滅する。
グリーフは混沌に認められた秘宝種である。自壊することはないが、酷い頭痛に苛まれることだろう。
人形めいた体であると云うのに、心臓が熱を帯び、頭痛を感じ、人間と同じような痛みに苛まれる。
それは、まるで――男が『ニーヴィア』を手に入れる為に行なった最後の手段のような……。
- Lost heart完了
- GM名夏あかね
- 種別設定委託
- 納品日2023年04月21日
- ・グリーフ・ロス(p3p008615)
・グリーフ・ロスの関係者