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宿命の乙女の伝承

登場人物一覧

ヴェルグリーズ(p3p008566)
約束の瓊剣
ヴェルグリーズの関係者
→ イラスト

名前:ウィール・グレス
種族:精霊
性別:男性
年齢:見た目は20代
一人称:私
二人称:貴方、~さん
口調:です、ます、ですか?
特徴:刀や剣の逸話が交ざり具現化した伝承の精霊。属性は風。
設定:
 元は覇竜領域の亜竜集落ウェスタ近郊の『クレステア』の鍛冶師が打ったものとされる。
 クレステアでは天帝種『バシレウス』の『白翼竜』フェザークレスを信仰している。
 その美しさと強さを讃え、長い年月を掛けて作られたらしい。

 宿命の乙女Wielgridrと名付けられた剣は、覇竜領域を抜けラサへと辿り着き、やがて世界を廻ることとなる。
 凄まじい切れ味と美しさから「ウルカンが打ったものだ」「いやその師が打った」「旅人の技術だ」などの憶測が飛び交い、本来の名や来歴すらも失われてしまった。
 本当のヴェルグリーズの逸話や、旅人が持ち込んだ日本刀という技術が交ざり、何時しか彼に似た姿を取るようになる。
 これはウィール本人の意志とは関係無く、人々の思いが生んだ事象である。
 人の思いや刀剣の逸話が精霊となり具現化したのだ。
 クレステアでフェザークレスと親交を深めたという灰家が和装に似た服を着ている事も起因するだろう。
 余談だが、R.O.Oにおけるヴェルグリーズの逸話が、拡散モデル的に融合していた要因でもある。

 本人の性格は温厚で優しく忍耐強い。
 多少の事では怒らず、静謐を讃えた瞳で微笑んでいる。
 されど、その元となった『白翼竜』フェザークレスへの美しさと強さを讃えた剣という来歴から、かの天帝種を貶されることには人一倍敏感である。
 ウィールの前でフェザークレスを貶すことは、即座に斬られてもおかしくないということだ。
 それだけ強い願いが込められているのだろう。
 最近は少しだけ我慢することを覚えたらしい。

 以前一度だけ、フェザークレスが現れたという練達を訪れたことがある。
 ウィールが駆けつけた時にはもう白翼竜は去ったあとだった。
 再びウィールは世界を彷徨い、故郷であるクレステアへと帰還する――

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