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<忘憂神社>朽木生駒

登場人物一覧

長月・イナリ(p3p008096)
狐です
長月・イナリの関係者
→ イラスト

名前:朽木生駒
種族:八百万
性別:不明
年齢:不明
一人称:僕(僕ら)
二人称:君、~殿
口調:です、ます、ですか、ですね?
特徴:忘憂神社の住民。厄裳の『眷属』、ヤクモの忠実な部下
設定:
 豊穣郷のどこかに存在する『忘憂大社』にて巫女ヤクモの補佐を行って居る八百万。
 似通った外見の者が三人おり「兄弟です」と朽木生駒は言う。その為か、自身等のことを纏めて『僕ら』と呼び、名の呼び分けを行なっては居ない。
 大精霊『厄裳』の忠実なる信仰者にして、巫女ヤクモの名代を勤め上げる『神官』の役割も担う。
 忘憂神社に迷い混んだ者に対して記憶の売買や『記憶の切り取り』は朽木生駒が行なう事が覆い。厄裳による侵食とも呼べる加護を受けており、その力を行使し続けることが可能。
 複数人で『一人の朽木生駒』を演じている理由こそ、厄裳にある。
 大精霊『厄裳』による侵食と、肉腫めいた体の乗っ取りにより、朽木生駒達は己の自我を上手くは保っては入れなかった。
 厄裳が為に記憶を集めるだけの人形のようにヤクモに使役されることとなった時『限られた生まれの記憶だけは誰か一人が隠し持っておこう』と決めたという。
 其れを奪われてしまわぬように『三つ子』は自身達は一人の朽木生駒であると本来の名も、本来の己の個性も捨て去って、ただの一人となった。
 そこまでして厄裳に尽くす理由は、その大精霊を古くから信仰していた家系だった、という事だけに他ならない。
 朽木生駒は元は『畝傍』と呼ばれた家の分流の生まれであり、豊穣郷に存在する自凝島の管理者でもあった本家に対し厄裳や豊穣の大精霊達の管理を任されていた。
 狂化する精霊達を相手取り戦うための技能は十二分に身に付けてあった。
 忘れられた朽ちた聖域『厄裳』の管理など朽木生駒達でも十分だと思われていた――だが、朽木生駒はしくじった。逆に厄裳に『飲まれてしまった』のだ。
 ある種の狂気にも思える大精霊の侵食は耐え難いものであったのだろう。
 それ故に畝傍の家を捨て、朽木生駒は忘憂大社にてヤクモの名代として今日も営業活動を続けている。

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