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<忘憂大社>忘憂のヤクモ
登場人物一覧
- 長月・イナリの関係者
→ イラスト
名前:忘憂のヤクモ
種族:八百万
性別:女
外見年齢:9つ
一人称:私
二人称:君
口調:だ、だろ、だろうな?等少年のような口調
特徴:『忘憂大社』の頭目、樹の精霊種
設定:
豊穣郷に存在する『忘憂大社』に拠点を構えている八百万。神木である『厄裳(やくも)』と同じ名を持つ幼い娘。
忘憂大社が何処に存在しているかは誰もが把握できず、突如として出会うための道が開くのだとも噂されている。
ヤクモは『厄裳』よりお役目を賜っている。それこそが記憶――否、『起憶』の改変である。
神木『厄裳』は大精霊の一種で有るが信仰が薄れ、今や知る者は少ない。黄泉津瑞神とは友好関係にあったが、何時しか姿を雲隠れしてしまったという。
雲隠れをした神木は一人の八百万を己が巫女に選び、己の力を行使させることとした。
ヤクモは人々の記憶を切り売りする商売をしている。
神木の力により他者の過去の辛い記憶を『切り捨て』て、幸福の記憶をねつ造し挿入する事が出来る。勿論、切り捨てた記憶は他者に売り払う。
勿論の事だが、記憶の売買は有料だ。時には略奪を、時には物々交換の一種として、『物忘れ』かと思いきや厄裳の為にヤクモがせっせと記憶を集めた可能性もある。
――辛い記憶なんて不要だろ?無くした方が幸せだろう?
なら、私が買い取ってあげよう。君の幸せな記憶を対価に、君の辛い記憶を一つね。
痛くも無いし、悲しくも無い、ただ眠る様に一切を忘れるだけさ……さぁ、君の記憶を見せてくれ……。
厄裳がヤクモに記憶を集めさせるのは全てを改変し己が大精霊として顕現するためであろうと誰もが言うが正確なことは不明である。
ただ、唯一。厄裳は肉腫の如く人の肉体に乗り移り強い力を与えることが出来ると言うことだけは確かなことだ。
ヤクモはその依代として動き回る。高天京で噂を聞いたのであればご用心。
彼女は今も、何処かで人の記憶を奪い去り、切り取り、売り払う。商品は多岐に亘り、気付いた頃には『知っている誰かの者』も瓶に詰められ売られているかもしれないのだから。
忘れたい記憶があるとき、その社への道が拓ける事だろう――さあ、無くしたい記憶はどれだい?
- <忘憂大社>忘憂のヤクモ完了
- GM名夏あかね
- 種別設定委託
- 納品日2023年02月20日
- ・長月・イナリ(p3p008096)
・長月・イナリの関係者