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審判は公正公平でなければ

登場人物一覧

アーマデル・アル・アマル(p3p008599)
灰想繰切
アーマデル・アル・アマルの関係者
→ イラスト

名前:ディアディア・ディディチューン
種族:カオスシード
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):17歳
一人称:私
二人称:あなた
口調:~ですね?
特徴:無表情、何故か露出が高い
設定:
 ディアディアは「ラド・バウの審判団」の団長を務めている。
 正確には“そう名乗っている”。
 非公式なのは勿論、ディアディア自身が余り積極的に人を集めていない事もあり、これから先もメンバーは増えないかもしれない。
 だが、ディアディアは下手をすると相手が死ぬまで勝敗が決まらないラド・バウの現状にどうにか白黒つけたいと、審判団の団長を名乗り続けている。余り歓迎されるものでない事を判っているので、人集めはしていない。

 そして今回の厳冬はディアディアに少しの勇気を与えた。
 審判団――即ち“永遠に中立”である自分だからこそ出来る事があるのではないか、と、医療班たちの手伝いなどをしつつ、ラド・バウの備品管理などに力を入れているのが現状である。やっている事は完全に“審判団”とはかけ離れているのだが、ディアディアはそんな事は気にしない。
 助けて、助けて、助けまくる。ディアディアは其の為なら寝食すら――失礼。彼女は睡眠はしっかりと取るし、避難民と共にご飯をちゃんと食べる。だって健康第一だから。
 でも、

 ――退けなくなって死ぬ人がいるのは嫌だ

 其れがディアディアの信条、其の根っこにある。ずっと、ずっと昔から。
 ディアディアは嘗て、恋人を失った。彼もまたラド・バウの闘士だった。何てことない試合だった。なのに彼は「闘士だから退けない」と意地を張って――遠くへと逝ってしまった。
 だからそんな人間をもう出したくない。無理矢理にでも割り入って勝敗を決する第三勢力が必要なのだとディアディアは思っている。
 例え其れが、ラド・バウ闘士のプライドに傷を付ける行為だと判っていても。

「私には恋人がいました。――昔の話ですね」
「白黒つけますね? いいですね?」
「何故この衣装をって? 動きやすいからに決まってますね?」

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