PandoraPartyProject

SS詳細

凡才

登場人物一覧

ヴェルグリーズ(p3p008566)
約束の瓊剣

●一途
 安直にその身を嘆く勿れ。
 術があるなら、先があるなら。

          ――ウルカン・ロナード



 断続的に金属を叩く甲高い音が響いている。
 カンカン、カンカンと小気味良く、リズム良く。しかし一本調子に。
 打ち手の性格と資質を表現する偏狭的で真っ直ぐな音は鍛冶場の日常そのものだ。
「相変わらずだなぁ」
「相変わらずだとも」
「適当に返事をしていますね?」
「適当に返事をしているとも」
 そんな息の合った丁々発止は工房の定番のやり取りだ。
「……それはいいけど、師匠、もう倒れないで下さいよ」
「善処はするけどね」
 ウルカン・ロナードは背後から自身に振り返る事も無く実に適当な安請け合いをした『師匠』の背中に大仰な溜息を吐いて見せた。
 お世話になって――或いはお世話をするようになってもう五年以上が経っている。
(それでも、慣れないんだよな)
 大袈裟かも知れないが、師匠の作業は魔法のようだった。
 椅子に座り、屈むような格好でハンマーを振るう彼女の手元で燃える鋼が息づいている。
 まるで生きているかのように表情を変えるそれは名工の手に掛かる喜びさえ思わせるものだ。
(……いや、まぁ、師匠だし。文字通りの伝説だしなぁ)
 ミレイユ・ファン・ベックは名の知れた――という表現自体が些か過少なのだが――鍛冶師である。
 専門は武具。取り分け剣を打つ事を得意とし、手掛けてきた作品は実用、美術品、目的用途と問わず高く評価されている。
 彼女は圧倒的な男社会である武器職人の業界に女だてらに大穴を開けた事でも知られていた。
 或る種の傑物特有の面白過ぎるエピソードの数々はまことしやかに市井の噂になり、衆目の興味を潤して来たものだ。
 そんな話の大半は作り話である事が殆どだが、ウルカンは知っている。多少の脚色はあるにせよ、奇妙奇天烈な列伝の数々は概ね真実に過ぎないと。
「それで、どうだい。課題はもう出来たのかい?」
「何日前の宿題だと思ってるんですが」
「……どれ位経ったっけ」
「二か月前の話ですよ。『作品』に取り掛かったら碌に人の話を聞いちゃいない。
 本当に師匠って、仕事以外はポンコツなんだから」
 憎まれ口を叩いたウルカンにミレイユは「否定はしない」と軽く笑った。
 頭のリソースの一割も使っていないであろう会話は何時もこんな調子で噛み合わない。
 ウルカンとてミレイユなりの気遣いで水を向けてくれている事は察しているが、雑極まりないのは画竜点睛を欠くというものだろう。
(……ホント、何時もこれだもん。折角の美人が台無しだ)
 ……そう言われた本人が決まって微妙な顔をする事は知っているが、身内のウルカンから見ても彼女は美しい。
 スポンサーから招かれて嫌々出席したパーティでドレスアップした姿を見せた時等は、周囲から感嘆の溜息が漏れたものだった。
 ウルカンに言わせれば見事な疑似餌に釣られたものだ、とせせら笑う気分にもなったものだが、成る程。中身を知らなければ夢を見たくなるのも分からなくはない。
「……弟子の志望者は僕しか残りませんでしたけどね」
「うん?」
「いいえ。何でも。師匠は職人の鏡だと言っただけです」
 ミレイユは名工ではあっても過剰に厳しい訳では無い。弟子入り志望者をけんもほろろに追い返すような性格でもない。
 しかし、実際の所、この工房に居るのは彼女とウルカンの二人だけ。
 その理由は実に簡単だ。この師匠は――
「で、課題の確認はしてくれるんです?」
「……手元の作業が終わったら、うん」
「何時終わるんですか?」
「な、納得がいったら……かな」
 ――教えるのが無茶苦茶に上手くないのだ。
 というより、教えたい気持ちも育てたい気持ちも持ち合わせているようなのだが、優先順位の筋が悪い。
 彼女は圧倒的にアーティストでしか無く、創作意欲とやらを盾に凡そ思いつく限りの無茶苦茶をやる。
 寝食を忘れてぶっ倒れる事もしばしばあるし、様子がおかしいから無理矢理止めれば実は高熱を出していたなんて事もあった位だ。
 今、このやり取りを例に挙げるにせよ、だ。「後でやる」という言葉自体に嘘はあるまいが、それが叶うかどうかは全く怪しいものである。
 つまる所、予定通りにウルカンの面倒を見る心算で居たとしても何某かのインスピレーションが彼女を撃てばそれは後回しになるのは確実だ。
 ……そうして叶わない教導が幾度も幾度も積み重なればどうなったか。
(そりゃ、誰も居なくなるでしょ)
 当然の帰結である。ウルカンは思う。
 誰でもそうする。自分でも時折、何故ここに居るのかが分からなくなる位だ。
「師匠は若き天才でしょうに」
「自分でそう名乗った心算はないが、そう言ってくれる者も居るようだね」
 偉ぶるでも驕るでも無くミレイユは肯定した。
「師匠のお使いで偉い先生に何度も会いましたけどね。
 皆さん大抵は師匠はずるいって仰りますよ」
「はは。変な事を仰るな」
「師匠位の歳でそんなに出来るなら先が長くて羨ましい、そうですよ。
 ……実際問題、そんなに『急ぐ』必要ってあるんです?」
 呆れ半分にウルカンは言った。
 ウルカンとて鍛冶である。回遊魚のように泳ぎ続ける創作者の気持ちは分からないでもないが、師匠はまだ三十すら数えていない。
 人間の寿命を考えれば何も無ければまだまだたっぷりと時間は残されていると考えておかしくない。
 ……少なくともウルカンが居なくても生存出来る程度に真っ当に生活を立て直し、自身を省みる時間位はとってもいいとは思われる。
「愚問だよ、ウルカン。『私はまだ何にも到っていないのだ』」
「……当代随一の鍛冶師と言われて? 王様から――勇者様から、特別に依頼を受けるような方が?」
 名にしおう勇者アイオンの活躍はミレイユの名をより大きく高めたものだった。
 魔王を打破した彼は建国戦争を経て、生涯最大の目的である『果ての迷宮』に挑み続けているらしい。
 今も昔も、勿論ミレイユの打った剣をその腰に携えて。
「『何も成していないよ、私は』」
 相変わらずカンカンと槌を振るミレイユの言葉は正直な本音に他ならなかった。
 この天才は他我の為の仕事をしない。自我の為の仕事のみを追求していた。
 彼女には果たさねばならない唯一がある。クライアントアイオンの成功を祝う気持ちはあっても、彼の成功は彼女の達成とは関係の無い話なのだ。
「知ってますけど」
 ウルカンは続けた。
「改めて何十回でも聞きますよ。師匠って一体何がしたいんです?」
 擦り切れたテープのように何度も繰り返したやり取りは胡乱過ぎる問いだった。
 ウルカンはミレイユの答えを知っているし、彼女もまた愚直に飽きずにその言葉を述べるだけ。
「ウルカン、私はね」

 ――最高の一振りせかいでいちばんのいいおとこを作りたい。

 カンカンカン

 汗ばんだうなじが覗く。

 カンカンカンカン……

 夢中になる彼女はまるで少女のようで、会話していた自分の事なんてもう忘れてしまったのではないかと疑いたくなる。
 工房の音色は何時も喧騒と、それ以上の情熱に溢れていた。
 ウルカンが碌に教えてくれない師匠の下に残ったのはきっと熱に浮かされてしまったからだ。
 凡人凡百には決して到れない、夢の残滓を吸い込み過ぎてしまったからなのだろう。
 それはまるで呪いのようだ。
 煌びやかに、無責任に。誰かを引き付ける癖に突き放す――まるで何処かの誰かみたいな。
「……」
「……………」
「……コホン」
 咳払いを一つ。見惚れたなんて認めてやらない。
「……天才って本当に難儀ですよねぇ」
 今度の溜息に返事は無かった。
 まるで男っ気がない癖に、キラキラと目を輝かせておとこを語る彼女は螺子が何本も抜けている。
 しかし、そんな彼女に付き合って――この場所に居続ける自分も大概だ、と思わずにはいられなかった。

●不幸
「……何も成していないとそう言った。
 急ぐ必要はあったんだ。結果的に慧眼だったと言えるだろう?」
 力ない笑顔で笑えない冗談を言うミレイユにウルカンは苦笑する他は無かった。
「人間の一生は短いんだ。どうしようもない位に。
 
「……………」
 取り乱すでもなく、しかし心底堪えたかのようにそう言ったミレイユにウルカンは返す言葉も無かった。
 何時かのやり取りはこんな状況を想像してのものでは有り得ない。
 どうしようもなくて、だらしなくて、仕事以外にポンコツな彼女がこんな顔をするのを想像した事は無かったのだ。

 ――冬の或る朝。工房で倒れているミレイユを見つけたのは他ならぬウルカン自身だった。

「また無理をして」と弟子なのに説教を一摘まみ。
 威厳の無い師匠は「苦労をかける」とほんの少しだけ悪びれて。
 温かいスープを呑んで、一晩ぐっすりと眠ればそれで終わり――の筈だったのだ。
 彼女は当然のように無理を改めず、それから一週間後にまた倒れた。
 元々頑健であり、仕事で鍛え上げていた彼女はこれまでに一度もそんな事は無かったのに。
 十日後にまた倒れた。暫く開いて一か月後にまた倒れた。
 こうまで分かり易く異変が続けば何某かの異常を想定するのは簡単である。
 これまでに有り得なかった彼女の様を見て、王都メフ・メフィートに相談したのはウルカンだった。
 我が身に頓着せず、実にいい加減な師匠とは異なり、マネジメントに長けた『凡人』はミレイユの最も重要なクライアントだったアイオンに相談を向けたのだ。
「……………」
 そして「一番役に立つのを用意した」と約束した彼が工房に寄越したのが二人のやり取りを静かに眺める糸目の魔術師だった。
「……間違いは、ないんですよね?」
「まア、正直に言えば間違いだったら良かったんだケドネ」
 見苦しく念を押す事を嫌うかのような師匠に代わってウルカンが問うた。
「残念ながラ、僕は間違わない。まア、アイオンが何て言ったか知らないケド。
 僕は厳密には医者じゃあないが、少なくとも医者以上に物事は分かってる。
 ミレイユ君は知らない仲じゃあないカラね。水も漏らさぬ覚悟で診てあげたとも。
 ……結論から言えば腫瘍だ。かなり末期的なね。僕でもそれは助けられない」
 パウル・ヨアヒム・エーリヒ・フォン・アーベントロートはアイオンの興した幻想レガド・イルシオンの貴族である。
 そして同時にミレイユの腕を買って面白がって幾つかの依頼を寄越したクライアントの一人でもあった。
 何とも怪しく、何とも捉え所の無いこの男が歯に衣着せぬ真っ直ぐな言葉を寄越したのは恐らく彼なりの気遣いなのだろう。
「……君がそう言うなら、そうなんだろうが。
 いや、困ったな。改めて医者に匙を投げられてしまうと。
 人生で初めての経験だ。まぁ、二回以上あったらそれはなかなかどうして大したものなのだろうが」
「はは」と笑ったミレイユにウルカンは「笑えませんよ」と吐き捨てた。
 確かに美人薄命とは言う。天才は早逝するものだと相場は決まっているかも知れない。
 規則正しい生活からは程遠かった。健康に留意した文化的な生活であったとは言えないだろう。
 だが、しかし――
(こうまで早く。こんなに愛して置きながら、手元に囲おうとするのは神の身勝手というものだろう?)
 ――ウルカンはそれでも理不尽極まりないこの運命に憤慨した。
 あとほんの何十年か。人ならぬ神の営みを基準にするならば誤差のような。
 砂粒の一つのような時間さえ見逃してくれたなら、彼女はこんな顔をしなくても済んだのに!
「パウル卿」
「前と同じパウルでいいよ」
「……では、パウル。私にはどれ位の時間がある?」
「二か月」
「……二か月」
「……と、言いたい所だガ。僕が手を出して決まった通り、というのは沽券に関わる。
 何とか頑張って三月。君が頑張ればもう一か月って所か。理屈では四か月位までなら伸ばしてやれるかもネ」
「流石。当代一の大魔道だ」
「どういたしまして」
「感謝するよ。君と友人で良かった」
「……」
「……………」
「はぁ」とパウルは溜息を吐いて頭を掻いた。
「……お世辞はもういいよ。本当に言いたい事は別にあるだロウ?」
「ああ。本当に君は目敏いな」
 ミレイユは天井を仰いだ。
「足りないなあ。全然、足りないなあ――」
 誰かを責めるでもなく、自然に漏れた声だった。
「足りないんだ。全然。四か月じゃ、四年でも。きっと四十年でも」
 世界で一番のいい男を打つと憚らなかった若き名工マエストロは心底悔しそうに涙を零していた。
「悔しいなあ」

●執念
 がらんどうの工房をウルカンは一人眺めていた。

 ――カンカンカン

 何処にもない独特のリズムいっぽんちょうしは鼓膜にこびりついたままの幻想だ。

 ――カンカンカンカン

 もう聞こえる筈は無いのだ。
 何せ、彼女はもう居ない。
 情熱と夢という音色を奏でたミレイユの槌は壁掛けに掛けられたまま。
 主を失ったそれは静かな工房に所在なく佇んでいるだけだ。
「……神様ってのはつくづく強欲ですよねぇ」
 工房には作りかけの作品が残されていた。
 銘はヴェルグリーズ。ウルカンはその意味を知らない。
 余命幾ばくも無かったミレイユが文字通り命を削りながら遺そうとした一本だ。
 あのパウルに持って四か月と言われながら、実に半年近くも生き延びた彼女の妄執と願いの塊だ。
 そんな彼女の完成しなかった遺作せかいでいちばんのいいおとこは……
「……酷い作品だ。こんなの、僕でも打てるじゃないか」
 ……その実、ミレイユ・ファン・ベックの金看板を背負うに許されない位の酷い駄作に他ならなかった。
 唇を噛みしめたウルカンはこの作品が口惜しい。
 作品に宿る意味に想いを馳せるだけで叫び出したい位の気持ちになった。
(嗚呼、くそ。畜生――!)
 日々思い通りに動かなくなっていく身体に彼女は何を思った事だろう。
 死の恐怖と、何も成せなかったという無為に苛まれた彼女は縋るようにこれを打ったに違いない。
 不出来な作りかけをそっと撫でたウルカンはここで見つめ続けていた。
 在りし日と同じように師匠の背中を。在りし日とはまるで違う、痩せ細った彼女の背中を。

 ――師匠は約束を何だと思っているんですかねえ。

 ――か、課題の事かな?

 ――だ、か、ら。誰も残らなかったって言いましたけどね。
   いやいや、作品作りにお忙しい師匠の事。不出来な弟子を構う暇は無いと推察いたしますが!

 ――手厳しいな、君は。

 お互いに痩せ我慢をして、まるで何でもないかのように詮無い言葉を交わしながら。

 ――世話になっている事は感謝してるんだ。本当に。

 それでも時折、弱気は覗いて。
 恐らくは本音であろうミレイユにウルカンは何の返事も返さなかった。
 殊勝な事を言う彼女の言葉には決まって聞こえない振りをしたものだった。
 それを認めたら横たわる現実が本当になる気がしていたのだ。
 ……認めなかったからと言って、本当でなくなる訳ではないのに。
 少なくとも二か月を、三か月を、四か月を――数えた時、彼女の衰えから耳目を塞いで儚く淡い希望に縋ったのは間違いなかった。
「……酷い作品だ」
 言葉は繰り返し。
「こんなの、僕でも打てるじゃないか」
 何も成せなかった彼女が最後に遺した作品が『同等』なら。
 綺羅星のような財宝を残した彼女への畏敬も幾らか霞んだ。
 圧倒的な不遜、自分を騙せない嘘。ウルカンはそれを唾棄する聡い男であったけれど。
 丹田に力を込め、誰も居ない工房で深く言葉を吐き出した。
「こんな作品なら、僕でも打てますよ、師匠。
 
 ……教えてくれなかった貴女が悪いんですよ。
 こんな中途半端な代物だけ残して逝った貴女が悪いんです。
 世界で一番のいい男ヴェルグリーズがどんな福笑いになったって――貴女に文句を言う資格何てありませんから」
 でも。
「絶対に作ります。完成させます。貴女に及ばない凡才でも、どうしようもない下手くそでも」
 独白めいたウルカンの言葉はもう絶対に届かない愛の告白のようなものだった。
 どうせ、何にも気付いちゃ居ない。伝える心算も無かったけれど、欠片位は察しても良さそうなものだったけれど。
『俗っぽさ』とは別に時に酷く世間知らずで、天真爛漫で、好きなように生きる女が好きだった。
 面倒な枷に囚われて、そうではなくなる事が嫌だった。
 ……ならば、この結末もそう悪いものではなかったと信じたい気持ちも沸いて来る。
「さあ、始めましょう」
 呼び掛けはもう居ない師匠へのものだった。
 何せこれは合作だ。最初で最後の合作なのだ。
 ウルカンはミレイユの槌を手に取り、これを『ウルカンの槌』とする。
 呼吸を失った工房に火を点し、今一度何かを為す為にその一歩を歩み出す――



 ――ウルカン・ロナードは混沌の歴史における不世出の天才とされる。
   皮肉な事に師匠ミレイユ・ファン・ベックの名が褪せて消えても、揺らがなかった。
   絶大な成功と名声を得ながらも終生自身を『凡百』と呼称した彼の真意は後世に残されていない。
   彼の最初の代表作であり、と称した一振りの所在は知れていない。
   唯、胡乱と世界で一番のいい男ヴェルグリーズの名を残すだけ――

  • 凡才完了
  • GM名YAMIDEITEI
  • 種別SS
  • 納品日2023年01月22日
  • ・ヴェルグリーズ(p3p008566
    ※ おまけSS『出てない……』付き

おまけSS『出てない……』

「はい! 先生!」
「何ですか、ヴェルグリーズ君」
「SS読んだんですけど!」
「はい」
「自分、出てません!!!!!」
「……出てませんねえ。
 まぁ、出てないでいいのかって話なんですが、その。
 ……何せ発注文章がですね。

>ヴェルグリーズが打たれた理由については以下SSに記載されておりますので、こちらの内容と齟齬が出なければ問題ありません。
ざっくりいうと「別の国に嫁ぐお姫様が懸想していた騎士へ託した剣」がヴェルグリーズの始まりになります。
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/966

それ以外で打たれる経緯や打った人物の詳細など一切決まっていません。
全面的におまかせしますので書き良いようにして頂ければと思います。
アドリブ大歓迎。設定は後から生えるもの。ヴェルグリーズを打った鍛冶師とかどんなやつだよ的な期待もあります。

 との事でして、何と言いますか。
 オーダーが『ヴェルグリーズ・ZERO』でして。
 となると、本編主人公が出てこない前日譚と相成りまして……その、何て言うか。
 はい、大人しく認めます!
 オリキャラ(関係者)創作を全力でやって、特に本編ヴェルグリーズ要素全くないです!!!」
「その言葉が聞きたかった」←創作
「と、まぁ。かなり特殊な書き方をしたのでその辺は兎も角。
 アイオンとかパウルとかゲスト出演もあって歴史を感じる風情にはなったのではないでしょうか。
 何せ『ウルカン』自体がウルカンの槌なんかでもゲーム本編に関わる歴史上の人物ですからね。
 ハイファンタジー的な歴史の空気感を覚える作りという意味では良かったのではないでしょうか?」
「世界で一番のいい男!」
「イケメン要素も付与しておきました。作り手(元)の願望でした。
 だから約束された勝利のイケメンだったんですね。ずるい。ヴェルグリーズ、さすがきたない」
「wwwwww」
「字数は8000以上のフルパワーだったんですが、7000で収まったので7000としました。
 フルパワーオプションは儀式(イメージ)なので、そういう感じで。
 本人出てこない創作でこれ以上字数増やすのも何なので。
 きちんとRCは返却されますのでご安心下さい。依頼ありがとうございました!」
「くぅ疲ですか?」
「くぅ~疲~」

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