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アルヴァ=ラドスラフの滲みと影
登場人物一覧
- アルヴィ=ド=ラフスの関係者
→ イラスト
名前:シャドウ=アルヴァ
種族:精霊(エレメンタル)
性別:なし
年齢(或いは外見年齢):17歳程度
一人称:オレ
二人称:オマエ、テメェ(時々「キミ」)
口調:~さ、~だね、じゃないか?
特徴:隻腕、隻眼
設定:
シャドウ=アルヴァは、アルヴァに取り憑いていた精霊が“孵化”したものである。
其の精霊は心の闇を喰らう。
そんな精霊が善の感情の強いアルヴァに取り憑いたのは皮肉としか言いようがなかったが、そんなアルヴァにも暗い感情というものは存在する。ただ、認識できていないだけで。
最初はアルヴァが姉を殺した時。
姉としては不出来だったのかも知れない。両親を失い、強迫観念の末に己に拷問や洗脳を繰り返した彼女は、そして其れに逆らわなかったアルヴァは、ある意味姉弟のカタチとしてはとても歪だった。
其れを取り戻すかのように――アルヴァが魔種と化した姉を殺した時、暗い感情が心に滲んだ。
其れを飢えていた精霊は直ぐに啜り、飲み干した。まるでネクタルのようだった。処女のように清らかだった心に芽生えた暗い感情! なんと甘美な事だろう!
アルヴァは其の後も義賊としての活動を続けた。殺す事を躊躇わず、しかし心に暗がりを抱えて。精霊は其れを啜り、大きくなって――やがてアルヴァの中にある“善”が無視できない状況にまでなってしまった。
善はだから、精霊に言ったのだ。「出て行ってくれ」と。
だから精霊は“孵化”した。そうしてアルヴァの力と影を奪い、シャドウ=アルヴァとしてこの世に生まれ出でた。
アルヴァは其れまで啜られていた悪感情をすっかりと失う代わりに、力と影を失った。陽に照らされても、彼の地面に暗がりが生まれる事はない。
これからも義賊業を続けるというのなら、新たに生まれる悪感情は彼自身で処理しなければならないだろう。
シャドウ=アルヴァは宿主から力の半分を奪い去り、其の使い方を躊躇わないためにアルヴァ本人よりも力量は高い。高機動、高回避でのヒット&アウェイ戦法を取る。
必要なら人質も取る。殺さないと約束しておきながら手にかける。一切の卑怯を厭わない。
「力の使い方がなってないよ、使い方がさァ」
「躊躇ってたらやられちゃうだろ? オレは其の前にやってるだけだよ」
「ざんねーん! 約束破っちゃいました!」
- アルヴァ=ラドスラフの滲みと影完了
- GM名奇古譚
- 種別設定委託
- 納品日2023年01月03日
- ・アルヴィ=ド=ラフス(p3p007360)
・アルヴィ=ド=ラフスの関係者