PandoraPartyProject

SS詳細

姫沙羅

登場人物一覧

白ノ雪 此花(p3p008758)
特異運命座標
白ノ雪 此花の関係者
→ イラスト

名前:咲夜
種族:精霊種
性別:女性
年齢:10歳
一人称:わらわ
二人称:そなた、呼び捨て、てて様、かか様
口調:~のじゃ、
特徴:のじゃロリ、黙っていれば儚げ清楚
設定:
 鬼人種の武将である父と、良い家柄の精霊種のお嬢様であった母から生まれた、一見儚げな少女。
 此花の幼馴染であり、そして主でもある父。
 同じく幼馴染であり、此花の初恋の人である母。
 そのふたりは、獄人と八百万の婚姻も含めたお家騒動の結果、娘を此花に託し、現在生死不明。
 そのため、咲夜は此花の庇護の元、育てられている。

 見た目は華奢で愛らしく、深窓の令嬢。しかし、それは黙っていれば、の話である。
 性格は好奇心の塊で、お転婆。お目付け役でもある此花のことを『じいや』と呼び、小言を言われては半眼になって渋い顔をしている。勿論、反省はしていない。
「顔は良いが口うるさいじいやなのじゃ……顔だけは良いのじゃ……」
 煙たがるが、顔だけは気に入っている。顔だけは。

 手に持つ厳重に封印の施された豪華な装丁の絵巻は――実は母お手製の『装丁の豪華な薄い絵巻此花×旦那の薄い本』であることを、咲夜は知らない。
 別れる際、母が此花に処分を言い渡し、此花が何とも難しい表情で其れを任されていた。
 しかし、咲夜にとってはそれは母に繋がる大切な絵巻物。
 いつか開封できる時が来たら、母に近付けるのでは、母の想いを知れるのでは、と常に大事に抱えている。
 ……というのもしっかりと抱えて居なければ、隙きを見ては『中身を知っている被害者此花』が処分しようとしてくるせいだ。
 咲夜は此花には早く諦めてほしいと思っている。

 夏椿の髪飾りも、母が残してくれたものである。
 咲夜は今日も此花を元気に振り回し、いつか父母とともに暮らせる日を夢見ている。

 因みに、両親が此花に名付け親にと頼んだところ、そんな大役はと断られている。
 そのため母が名付けた訳なのだが――この母、生粋の腐女子である。旦那と此花の掛け算が出来ることからも解るように、愛しいもの×愛しいもの=可愛い、なのだ。
 此花が断ったのだからと悪戯心も籠めて――もしくは勝手な願望も籠めて『咲夜』と名をつけた。耶ではなく夜としたのは、白い梅の花が咲く夜を愛おしく思ってのこと。
 ――さくやこのはな。このはなさくや。ほら、ロリおにもおにロリもいける!
 などと言う母の思惑があったことなど、咲夜と此花のふたりは知る良しもない。

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