SS詳細
キャップが開いたので2(三か月前)
登場人物一覧
「インタビューウィズジャパニーズホラー!」
(どんどんぱふぱふ!)
「一体なあに。このノリは」
「いや、『梅泉の手掛かりになりそうな依頼が出てきたと思ったらレベル制限が73Lvだったのでお願いしに参りました。内容はお任せします』とあったのだけど、そもそもその時丁度いい感じに戻らなかったので」
「そうね。何か既に意義を失っているわ」
「……いや、まぁそうなんだけど。せめても今回のキャップ解除の対策にしようと思いまして。要るでしょう?」
「あれば楽だわね。プレイング弄れるか分からないけど……」
「そういう訳で、雑極まりない完全お任せへの対策(しかもフリーライティング!)という事で」
「事で」
「白薊小夜の対談を捏造してみようと思います」
「捏造」
「如何せんプレイングが無いのでそれっぽい事書く感じで、信憑性はゴシップ誌位で」
「分かったわ」
「では、早速。小夜さん、何時か死にそうだけど大丈夫ですか?」
「……別に好き好んで死ぬ心算はないのだけれど。少しずつ死地に近付いている自覚はあるわね。
長く、長く生きて――それだけが望みだった頃もある位だから」
「今は割とそうでもないと」
「……sznやフィーネに御礼を言わないといけないかも知れないわね。
自分自身『そうなったら』何を選ぶかなんて約束さえ出来ないけれど――これは本当なの。
自分で分からないから、やっぱり約束も出来ないのね。
……ただ、あの子達を悲しませたくはないけれど。私は自分の全ては、信じられないわ」
「成る程。小夜さん優しいもんね」
「優しいのかしら?」
「意外とね。人が良いというか、見た目で損してる」
「損」
「女怪風だけど、案外そうでもない。姉様の100倍位は優しい」
「姉様……」
「死生観は如何にもポン刀って感じだけどね、親しい相手にはそれを求めてないふしがあるように思える」
「それは……ううん、どうかしら」
「是非ね、無事に完走して貰って。平和に白薊寿司でも開いて貰って。看板娘もいるし、szn-1も置いてね」
「白薊寿司……でも」
「うん?」
「生きる死ぬになりそうな最大の問題は梅泉なんだけど」
「せやね」
「私、江戸時代の人だけど知っているわ。こういうのを『まっちぽんぷ』って言うのよね――?」
- キャップが開いたので2(三か月前)完了
- GM名YAMIDEITEI
- 種別SS
- 納品日2022年11月01日
- ・白薊 小夜(p3p006668)