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蒼き信仰

登場人物一覧

八田 悠(p3p000687)
あなたの世界
八田 悠の関係者
→ イラスト

名前:茨木 巫(いばらき かんなぎ)
種族:鬼人種
性別:女性
年齢:12歳
一人称:妾
二人称:お主、~殿
口調:だ、だろ、だろうな
特徴:豊穣郷カムイグラ、『茨木神社』宮司(巫女)
設定:
 茨木神社は祖を旅人とする異世界の『神』の信奉者の集いである。
 バグ召喚された旅人が持ち込んだ『世界概念』は当時、獄人は人に非ずとされていた者達の心の拠り所となった。
 祖は『八田』と呼んだ神を豊穣へと広め続けた。やがて其れは土着の信仰と集合されてすり替わる。元より強く存在した四神への信仰である。
 末広がりの八に四方向に分れた田。黄泉津の神たる瑞神を中心にした神霊達を尊ぶものと変容したそれらは迫害された獄人の支えでもあった。
 祀られた神体は異世界由来の樹木とされ『悠の木』と呼ばれている。八田 悠の頭部と同質ではあるが長らく豊穣にあったため変容している。
 黄泉津瑞神の力に影響を帯びた神木は霊脈を司る存在の一つとなった。主神は瑞神ではなく黄龍であり、その力を自凝島などに浄化し流す役目を担う。
 当初は獄人差別により神社を取り潰すべしと声も上がったが、黄泉津瑞神が時の帝に「それはならない」と声を発したことで難を逃れたと言い伝えられている。

 巫は茨木神社の第二十代目の宮司である。短命で死去する者が多く、信仰者である獄人のみが知る社では幼い巫が神の化身のように祀られていた。
 物静かで大人びている物腰の娘は常に『悠の木』と無貌の神を護る為だけに生きてきた。そうある事を産まれながらにして定められていたからだ。
 だが、本来の巫は非情に我儘で強情。跳ねっ返り娘である。幼い頃から抑圧され続けた反動か、人を選ぶが甘えたであるとも言える。
 巫が甘えられる相手は少ない。珍しく長命であった祖父は嘗ての『天香家の女』の殺害を受けて獄人を弾圧すべきと八百万達が蜂起した際に殺害された。
 難を逃れた両親も巫が幼い頃に死去している。独りぼっちになってしまった巫はそれでも人々の信仰のためにと『象徴』であり続けた。

 世話役である綱・繭理――通称『ツナマヨ』に懐いており、彼には本性を丸出しにして甘えている。
 未だ幼い彼女の少女らしい一面はあまり表面化しない。全ては人の信仰を護る為なのだ。

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