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『猛獣使い』ベスティエ

登場人物一覧

長月・イナリ(p3p008096)
狐です
長月・イナリの関係者
→ イラスト

名前:ベスティエ
種族:人間種
性別:男性
年齢:不明
一人称:私
二人称:貴方
口調:~なのだな、~なのだ
設定:
『ペレダーチア団長』によるサーカス『大回天事業』の猛獣使い。
ハイテンションでイケイケなサングラスを着用した男性で、どんな猛獣でも操って見せる!と豪語している。だが彼の操る動物はすべて機械仕掛けかあるいは魔物であり、ひとつとてマトモな動物はいない。
戦闘では蒸気機関のライオン『アニマール』を操って攻撃を行う。この蒸気仕掛けのライオンは高い防御性能と攻撃性能を両立した物で、武装は対象を嚙み砕く牙、対象を切り裂く爪が搭載されている。これらは攻撃時に高温で発熱し対象を焼き切るように攻撃する。
ケモノ本人も高電圧のムチを操り攻撃して来るので、『アニマール』とコンビネーション攻撃はなかなかに厄介である。なお、この『アニマール』は大量生産が可能な工業製品であるので多数の個体が存在している。もちろん、ケモノは多数個体を同時運用する事も出来る。

『猛獣使いのベスティエ』は改造人間ではない。
本名をヤロミール・グレコといい、鉄帝の広告代理店に勤めるごく普通の男性であった。
彼が普通と異なるところがあるとすれば、幼いころから人生を共にしてきた大型犬のアニマールを深く愛していたことだろう。
だがそんな彼にも別れの日はやってきた。病によって食欲を失い、痩せ細り浅く呼吸するだけとなったアニマールを抱え、仕事も休んで三日三晩泣き続けた彼の――その部屋の窓を、『ペレダーチア団長』はかち割って現れた。
「君の親友に永遠をプレゼントしよう。引き替えに君は何を出せる?」
ヤロミールはイベント用にと作成していたハットとサングラスを手に取り、「私の全てを」と答えた。
アニマールは機械の身体を手に入れ、これまでのどの瞬間よりも元気に振る舞った。
その対価としてヤロミールは、『猛獣使いのベスティエ』となったのだ。

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