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SS詳細

『霧刃』エイリーク・ラーシェン

登場人物一覧

ヴェガルド・オルセン(p3n000191)
氷剣

名前:『霧刃』エイリーク・ラーシェン
種族:人間種
性別:男性
年齢:23歳
一人称:僕
二人称:あなた、~さん
口調:だ、だな、かな? (目上や職務、見知らぬ相手には丁寧語)
特徴:真面目、礼儀正しい、思慮深い、考え込みすぎる
設定:
 鉄帝国ヴィーザル地方で、ヴェガルド・オルセンが長を務めるローディンゲン村に生まれ育つ。
 鉄騎種の漁師であった母は幼い頃に船の事故で亡くなり、また人間種である父ラーシュも漁師であったが病気がちであったため、一家(父と兄弟)揃ってヴェガルドには良く世話になっていた。
 もちろん、少年の頃から兄弟共々ヴェガルドにも良く懐いており、今でも恩義を感じている。
 子供の頃からヴェガルドに剣を習っており、数少ない名剣『ウルフバート』の使い手の一人。
 膂力は(高いレベルで)小さめだが、テクニックで補うタイプ。荒っぽい実戦にも慣れて居る。
 ヴェガルド曰く「甥っ子みてえなもんだな」「青二才だが、技だけなら俺以上」「オマケにアイツはココ(頭)がいい」。

 ヴェガルドが帝都に移り住み、ローディンゲンの住人がギア・バジリカに移住した際には、エイリークもまた転居を共にした。その後、生活のために軍へ志願し、鉄帝国の軍人となる。
 剣の腕前もさることながら、持ち前の頭脳は特務に向いていた。
 すぐに頭角を現した彼は、パトリック・アネルという上官に紹介された軍人の娘と結婚した。
 その前も後も、引く手数多ゆえに幾度も異動を経験していたが、生活は幸福だった。
 運命の日が来るまでは――

 皇帝ヴェルスが敗北したという噂は、帝国中を震撼させた。
 それも魔種の親玉が一柱『冠位憤怒』であると。

 現状の軍派閥としては非主流の特務派に属する。
 そのため現在の所属機関と、同じく特務派であり古巣でもあるゲハイムニス、そして軍人になった頃に世話になった帝政派、さらにはギア・バジリカ(革命派に属する)に残る同郷の人々との間、そして動き始めたノーザンキングスの噂も耳にしつつ、心境は完全に板挟みとなっている。どのように振る舞うべきかの結論は未だでておらず、ともあれ真面目な彼は所属機関が求めるまま真面目に仕事をしている。

 目下の悩みは妻との連絡がとれておらず、安否が分からないこと。
 しかし軍人、それも特務に生きる者の定めとして、夫婦揃って決断したことだけを胸に、職務を全うするしかないのである。

おまけSS『台詞集と付記』

●台詞集
「僕に……どうしろっていうんだ。いや、分かっていたはずだ。いつかこんな日が来ると――ただ、考えたくなくて逃げていただけだ」
「あの日、アビーと誓ったんだ。この国の為に尽くすんだと。君には銃後を頼むと……けれど、生きていてくれ。どうか……」
「……懐かしいですね。子供の頃、よく貴方に剣の稽古を付けてもらった」
「そうだ。なんてことはない。故郷と同じだ。舞台と役者が変わっただけだ。生き残るべき者が生き残り、負けた者はヴァルハラに行く――僕も、貴方も、何も間違っていない! そうでしょう!?」

●付記
 こちらエイリークはNPCヴェガルド・オルセン (p3n000191)の関係者であり、また同時にヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837) さんの関係者としても扱われます。

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