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龍楼亭の主

登場人物一覧

ライ・ガネット(p3p008854)
カーバンクル(元人間)
ライ・ガネットの関係者
→ イラスト

名前:藍爺
種族:亜竜種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):Unknown
一人称:わし
二人称:ぬし、きさま
口調:じゃ、じゃろう、じゃな など
特徴:老竜、気難しい
設定:
 温泉旅館『龍楼亭』を経営している男性。
 龍楼亭は亜竜集落ペイトの中で亜竜種の戦士団に湯治場として愛好されてきた老舗旅館である。
 龍脈に蓄積した魔力の結晶体である龍楼石が泉を熱し、
 それにより温められた地下水で作られる天然温泉が戦士たちに評判がいいらしい。
 なお、龍楼石とは初代の大旦那が勝手に名付けた呼称であり、あくまで旅館でのみそう呼んでいるという。

 抱きかかえている青色の宝玉は龍楼石の一つ。
 心地よい温かさを持ち、爺としてはいつも抱きかかえていることで落ち着くという。
 非常に気難しくまた仕事に対しては厳格で知られる。

「なんじゃ、また怪我をして帰ってきおったか、小僧ども。
 全く、毎度毎度きさまらが仕事上がりにくるせいで若い連中が寄ってこないじゃろうが」

「うちの温泉が気持ち良かった? はっ、当然じゃ。
 そんなことより、ほれ。たんと食え。
 うちで癒してもまともなもん食ってなけりゃあ力なぞ出んじゃろうが」

 飴と鞭を織り交ぜた台詞と共に美味しい料理を提供するため、傷を癒しに来た戦士たちには慕われている。

 ライと出会ったのはイレギュラーズによる亜竜種集落と世界の繋がりが果たされて以降。
 未開の地を探索するのに燃えていたライが偶然にも旅館の前でお腹を空かしているところを見つかり、一晩とまることになったのが縁。
「なんじゃ、ぬしを見とると他人の気がせん。ほれ、折角じゃし何か食べていけ」
 そう言ってお茶とお茶請け用の温泉饅頭を出され、温泉でゆっくりした。

「うぅむ……なるほどのう、ぬしはそういう知らぬものを知るのが好きなんじゃな。
 いや、ぬしを強制は出来ぬ……じゃが、わしとしてはぬしが心配じゃ」
 厳めしい顔をしながらも、旅館を去ると告げた時にはそうしょんぼりと見送られたものである。

 それ以後も温泉が気持ちいいこと、旅館で食べた料理が美味しかったこともあり、
 ライは時折顔を出しては孫のように可愛がってくる老竜との付き合いを続けている。

 ライ自身は自分の姿は気に入らないこともあり、
 『姿が似ている』という理由からのその扱いには複雑な心境。
 もちろん、自分の内面を見られているのは態度からも感じているため、嫌ではないのだが……。

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