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一緒に遊ぼう
登場人物一覧
名前:樋ノ上セイヤ(ひのえせいや)
種族:夜妖
性別:男性
外見年齢:25歳ほど
一人称:俺
二人称:呼び捨て、君(キミ)、お前
口調:だ、だろ、かもな、
特徴:美青年。金眼紫髪にゆるくウェーブ。現代的な服装。
設定:
煌浄殿に封じられている夜妖。
部屋に連れ込んで可愛い服や美しい衣装で着飾って遊ぶ性質を持つ。
人間の形をしているのは、疑似餌的なもので本体は部屋の空間そのもの。
いつ何処に現れるのか、主人である明煌意外予想が出来ない。
元々は人間を捕まえて縛り付け、磔にしたりバラバラにしたりして観賞していた夜妖。
あるとき、生かして居た方が反応があって楽しい事に気付いたのだ。
セイヤのコレクションはいよいよ度が過ぎる程までに膨れ上がり。
明煌によって封じられる事となった。
その時の契約により、煌浄殿の中を自由気ままに自分の部屋としている。
元来の悪戯好きの性格から、誰かを部屋に連れ込む事を封じると反動があるので、そこは許容し人を殺す事を禁じた。
チックとは夏祭りの夜に出会った。
特別に人間形態で祭りへ行くことを許可して貰ったのだ。
「……明煌に悪戯するとさとキツいお仕置きがあるからやらねーよ。
でも、最近入ってきた廻は良い声で反応してくれるから好きだな。
あ、チックは廻の友達なんか! そっかー、良いよなアイツ。
この前も子猫みたいに可愛い耳をつけて遊んでやったんだよ。
最初は野良猫みたいに暴れて抵抗してたけど、可愛い服着せてリボン結んで「ミィー」としか言えなくしたら大人しくなったぜ。
あ、俺はさ自分の部屋だと自由に、そういうの出来っから」
チックが何かを言う前にセイヤは語り出す。
「だから、いっぱい遊んでやった。廻はめちゃ喜んでたな。顔真っ赤にしてミィーミィー泣いてさ。最後は遊び疲れて寝ちまったけど。
あ、でも明煌が帰って来て、怒られた。廻は脆いから、遊ぶときは気ぃ付け無いといけねーんだと。
確かに反応が楽しくてちと遊び過ぎたかも。
途中足を掴んだらバキって言ったからな。すごい叫ぶからびっくりしたぜ。少し掴んだだけなんだけどな」
怪我をしたのかとおろおろするチックに「大丈夫」とセイヤは笑う。
「次の日見たら治ってたから。明煌が治したんだろーな。俺は反省した。次はもう少しゆっくり遊ぶって。
だから、チックも煌浄殿に来たら一緒に遊ぼうな」