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其れは万物を払う風のように

登場人物一覧

アルヴァ=ラドスラフ(p3p007360)
航空指揮
アルヴァ=ラドスラフの関係者
→ イラスト

名前:シエル
種族:旅人
性別:不明
年齢(或いは見た目年齢):20歳前後
一人称:私(わたし)、僕
二人称:君(きみ)、貴方 / 人物名を知る場合はファーストネーム+くんの場合もある。
口調:~ね、~かな?、だよ / または敬語
特徴:美形、高身長、使い魔を使役している、風を操ることができる

 アルヴァに協力し『風』の扱い方を教えた師匠的存在。
 空を翔け、高い機動力と回避力を誇る謎の人物。
 基本的な表の性格は穏やかに見えるが、中性的な言葉遣いで風の如く飄々と確信をはぐらかすタイプ。
 猫型の精霊のような存在とヴェールに包まれた透明の存在を使役する術士であり、風を操ることの出来る美丈夫である。

「どうしたんだい? 君があの盗賊に追いつけたのは結局、君の実力じゃなく仲間達のおかげだったのかな?」
 なお、アルヴァに対しての特訓については非常にスパルタかつ辛辣だった。
 それは本来的に高機動による飛行・機動戦闘が得意とは言い難い獣種であるアルヴァを鍛え上げるのは相当以上の無茶であったから――と、少なくともアルヴァは思っている。
「うん、センスがいいね。やっぱり血筋かな?」
 修行中に独り言のようにそう言ったことから、
 まるでアルヴァ――というより、ド=ラフス家を知っているようだ……。



 その実態は直接的にド=ラフスに関係する人物ではない。
 ミリア=オリーヴェと言う女がいた。
 ド=ラフスの夫妻によって一族が暗殺の対象となり、密かに生き延びた女である。
 彼女は自らを殺しに来た男と愛に落ちて一人の少女を生んだ。
 シエルという存在はミリアとの間に絆を育み、その忘れ形見を見守る異界の大精霊である。
「ミリアを殺そうとした挙句、子を産ませるなどはらわたが煮えくり返る。
 けれど、ルリアが生きて兄を望んでいる以上、私には彼を殺す選択肢は取れない」
 憎い、殺したいほどに憎い。けれど――殺さない。
「――全く、危なっかしい。その程度でルリアが守れるか」
 憎い――けれど、いつかあの子と出会った時にあの子を守れるように。
 実のところ、シエルがアルヴァを鍛えたのはそう言った利己的な思考であったのだ。

 だがもしもアルヴァがシエルに両親の事を問うのなら――
「あいつらの今? 知らないよ――あぁ、でも。
 君が何も知らないでいた数年以上は、私はあいつらを知ってるね」
 ――いつか、あいつらを今度こそ殺すために。
 言外にそう告げるだろう。

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