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SS詳細

桜痕

登場人物一覧

散々・未散(p3p008200)
魔女の騎士

名前:散々・未散
一人称:ぼく、わたし
二人称:名前+さま
口調:です、ます、ですか?、でしょうか?
特徴:両槻の神に呪われた蒼い鳥、怪異に心引かれるただのひとり
設定:
 両槻の神に呪われた痕が首筋の左側、本物の桜の花弁程度の大きさの痣が残されている。
 火傷として完治したが鹿路 心咲と同じく、くっきりとした痣として火傷痕が残されている。
 それは『蕃茄(若宮・分体)』による傷ではなくれっきとした『両槻の神様(ハヤマの神様)』によるマーキングであったのだろう。

 ファンデーションなどで覆い隠す事も出来る程度の大きさや色彩ではある――が、怪異に類する存在に近付くと酷く痛むことがある。
 また、他の桜の花などを嫌うのか、桜の樹の近くに行けば治ったはずの火傷が熱を持ち傷み始める。
 神様は独占欲が強いのである。
 じんじん、と痛みを発し真性怪異や『存在してはならないもの』を目の前にすると桜の花びらは左側の方から広がり鮮やかな花筏をその左半身に作り上げようとする。
 正しく呪いの類いであり、音呂木神社などのお祓いも効果を現さなかった。他の神様の言葉など耳を貸さないのが両槻の神なのだ。
 嘗て、鹿路 心咲は「変な痣がある」と呟いて晴陽にはばれないようにとファンデーションで隠していたそうだが、
 両槻の怪異と相対した際に顔にまで桜の花びらの痣が広がってきた為に晴陽に露見した。
 晴陽は憤慨したが「はるちゃんを護る為だから仕方ないよね! なんだか、怖いものに近付くと居たくなるから護れるからね!」と心咲は明るく笑っていたらしい。
 未散にも同じ事が出来よう。『まんまるおひさま』が危険な怪異に近付いたならば、その桜は酷く熱を持ち、痛みを発し『近付く勿れ』と忠告することだろう。
 ある意味、危険を察知することに長けてしまったため、護りたい相手が居る際にはお役立ちの神様の呪いなのかもしれない。

 ……勿論、怪異を厭うために石神のお嬢さんはお冠だ。だが、彼女は石神地区から出る事が出来ないために実害を齎さないだろう。
 未散が石神地区に踏み入れたならば、桜の痣は広がり、その肉体は軋み痛みを叫びながら石神の『お嬢さん』と取り合われることになる筈だ。

  • 桜痕完了
  • GM名夏あかね
  • 種別設定委託
  • 納品日2022年08月01日
  • ・散々・未散(p3p008200

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