ヴィリディフローラ

登場人物一覧

名前：アレクシア・アトリー・アバークロンビー
一人称：私
二人称：～君
口調：だ、だよ、だよね？
特徴：『不出来な奇跡の反動で時間の経過と共に徐々に大切な記憶が喪失する状態に陥っている』
設定：
　頑張り屋さんで、聖堂の手伝いもしてくれるアレクシアさんの記憶が……そう……。
　私はヘクセンハウス（永遠のお菓子）の魔女だから幼い子供は何時だって変わりなく事象を記録していく立場にある。
　……だから、あなたが忘れてしまったことも教えられるかしら、なんて。
　そう、そうだわ。
　クロランサスが壊れてしまったのよね。補修をしていたけれど……ううん、これだとアレクシアさんの魔力に持たないかも知れないわ。
　だって、あなたは一生懸命に走って行ってしまうでしょう？
　休憩しましょうよ、と誘っても「行ってきます！」って行ってしまいそうだもの。シラスさんや未散さんも苦労をするわね。
　けど、良いお友達だわ。二人が貴女の手を繋いでいてくれたら、貴女は何処へだっていけるんじゃないかと感じるもの。
　時々で良いけれど、私にも思い切り抱き締めさせてね。
　おかえりなさいって行ってあげる素敵なおねえさんでありたいもの。
　……だから、これはプレゼント。アンテローゼ大聖堂の灰の霊樹（アンテ・テンプルム）の傍で私が力を込めたものなの。
　霊樹の力を帯びてるのだもの、ファルカウだって公認よ？
　でも、本当に大したものじゃないの。本当はブレスレットか、アクセサリーがいいかなあと思ったのだけれど……魔女は魔法杖（ワンド）を持つものじゃない？
　私にとっても一番慣れた武器の形が此れだったから……ちょっとしたおまじないよ。
　灰薔薇の魔女はあなたを祝福し、加護を編んでいるの。どこまでも走って行って、おかえりなさいと伝えられるように、って。
　アンテローゼの司教としてではなくて、貴女の友人としてのプレゼント。これからは貴女が祈り魔力を宿してやってね。


武器名：ヴィリディフローラ
説明：大樹の緑は未来の礎。蒼穹の魔女を祝福するように灰薔薇の魔女が希望を込めた薔薇の魔法杖。魔力を込めることで萼を思わす緑の花弁は色彩を帯びる。