PandoraPartyProject

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咲花・百合華。或いは、執着の果て…。

登場人物一覧

咲花・百合子(p3p001385)
白百合清楚殺戮拳
咲花・百合子の関係者
→ イラスト

名前:咲花・百合華
種族:美少女
性別:女
年齢:unknown
一人称:私
二人称:あなた、呼び捨て
口調:~です。~ます。
特徴:種族美少女、白百合清楚殺戮拳、ローレット事務員
設定:
咲花・百合子 (p3p001385)の従妹、という設定の美少女。
百合華の目から見た百合子は「唯一抜きんでて並ぶ者なし」というような、まさに美少女の究極完成体のような存在であった。
百合子に並び立てる者などいるはずは無いと長く信じていた。百合子は何者にも意識を割くことは無いと思っていた。
事実、混沌世界にて再開した当初、百合子は昔のままだった。
己の“美少女力”を鍛えあげることに余念が無く、まるで唯一神のようにそこに君臨し、ただ戦いの日々に明け暮れていたのだ。
場所が、世界が、環境がどうであろうと百合子には関係ない。百合子という存在は、何の影響も受けはしない。
そのはずだった。
ローレットの事務職に就いた百合華は、そこで徐々に変化していく百合子の姿を見ることになる。
初めは気のせいかと思った。
次に、気のせいではないと気付いた。
凛とした眼差しは昔と何も変わらない。
威容を背負った立ち姿は、昔と同じものだった。
見る者の視線を集めずにはいられない圧倒的な存在感。
輝くような“美少女”オーラ。
けれど、かつてよりどこか柔らかい雰囲気を纏っているようだった。
時折、肩を並べてローレットに現れるセレマ オード クロウリー(p3p007790)という美少年の存在が、百合子の心境に幾らかの変化をもたらしたのだ。
そもそも、あの百合子と肩を並べようと言う者がいるとは思わなかった。
そんなこと、考えるだけでも畏れ多く、恐ろしい。
徐々に変化していく百合子の姿を見続けるのが辛かった。
己には成せぬことを成したセレマという男が妬ましい。
そんな日々が長く続いた。
ある雨の日、百合華に契機が訪れる。
夜道で出会った1人の女……"求血鬼"テオフィール。
サン・テオフィール・ド・アムールヘィンが、百合華の胸の奥で渦巻く醜い感情を煽り立てたのだ。執着と、嫉妬心を暴き立てられ、現実を視ろと突きつけられた。
否が応にも己の感情を見つめ直さずにはいられなかった。
そして、1度認めてしまえば、醜い己の想いさえも心地いい。
「セレマ オード クロウリー。あの男が目の前で消えれば、彼女は……」
いったいどんな顔をするのか。
そう思うと、口元に広る笑みが抑えきれない。

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