SS詳細
勇猛なる血脈
登場人物一覧
名前:エーヴェルト・シグバルソン
種族:人間種
性別:男性
年齢:29歳
一人称:俺
二人称:お前、呼び捨て、父上、兄貴(ベルノ)
口調:だろ、だな。だろう?
特徴:プラチナ寄りの金髪に水色の瞳
設定:
「俺はサヴィルウスのシグバルドの子、エーヴェルトだ」
ギルバートの仇敵ベルノ・シグバルソンの異母兄弟。
ノーザンキングス連合王国統王シグバルドの子にあたる。
鉄帝国ヴィーザル地方の村『サヴィルウス』に住んでいる勇猛なる戦士。
性格はサヴィルウスに住んでいる者としては『比較的』冷静で物事の機微をよく読む秀才派であるが、血気盛んであることに変わりは無い。獰猛で狡猾な性格であろう。
兄であるベルノを信頼しつつも、いつか自分が次期ノーザンキングス連合王国統王になると野心をもやしている。
ベルノは腕っ節が強く折れることのない剣ではあるが、それでも人間である。
いつか果敢に戦い怪我を負って命を散らしてしまうかもしれない。
そういう事態に備えるのも、次男である自分の役目だとエーヴェルトは思っている。
このサヴィルウスでは強さが一番尊ばれる。
それは過酷な状況で生きながらえるための信仰に近いものがあるだろう。
脆弱な肉体を持つものは長生き出来ず、いずれ死んでしまう。
自然の淘汰に近い場所でもあるのだろう。
だから、この村では強靱な肉体を持ち、力の強い者が支配者であるのだ。
村の後継者とされる兄ベルノが村はずれに住む弱きドルイドと子を成したことは一族の恥だが、幸いにもその男児は村の一員として迎えることになった。
統王シグバルドの血を受け継ぐ、一族の子として兄ベルノのように勇猛に育ったので安心している。
もしも、ドルイドの血が濃く弱き者だったなら、慢性的な食料問題を抱える村の為にも殺さなければならない所だったからだ。
数年前のリブラディオンで『鳥籠の雛』を殺したように。