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『天地掌拳』

登場人物一覧

アカツキ・アマギ(p3p008034)
焔雀護
アカツキ・アマギの関係者
→ イラスト

名前:不動・怜士(ふどう・れいし)
種族:人間種
性別:男性
年齢:30歳代
一人称:俺
二人称:お前
口調:~だ、~だろう?
設定:
 不動・怜士は鬼閃党の一員である。
 いつ頃に入党したのかは不明だが、それなり以上に前から姿が確認されており古株側なのではと思われる。特に党首の新城弦一郎とは酒飲み仲間であり、地酒の呑み歩きが趣味たる彼は、時折各地を巡って手に入れた美酒と塩と味噌を肴に月夜を眺めながら――同じ酒を共にする間柄でもあるとか。
 そして、弦一郎とは馬が合う所が多いのか……彼もまた、一度戦闘となれば鬼神が如き存在へと変ずる所も似通っている。

 ただし弦一郎とは異なり戦闘の際は徒手空拳にて相対する。
 独自の武術を極めているらしく、超接近戦を得意とし、彼の振るう武は柔よりも剛に趣が置かれているものである。
 その中でも特に貫手の威力は尋常ならざる域に到達。
 彼曰く『割断』――とするソレは、正中線に沿って敵を素手で引き裂く事も可能とする程だ――
 最初は岩を。次に魔物を。次に達人を。
 時を経る事にソレは洗練されていき、やがて彼の特技にして必殺必滅の領域へと……
 それは己が拳に絶大なる信を置くが為。置き続けたが為。
 この手に砕けぬものは無し。この指先に貫けぬものはなし。

 なお弦一郎と一度死闘を繰り広げた事がある――という噂はあるが。
 目撃者はおらず、その際を語る事も無い為、真偽の程は不明である。

 ――そして、彼は元・既婚者である。
 妻がいた。彼女も武術の達人であったとされている。
 それこそ怜士を超える程の。
 しかし彼女はもう、この世にはおらぬ。
 病に倒れた。一度も己を超えさせぬ儘……
 それ以来彼は道に迷っている。
 ついぞ超えられなかった『壁』は一体どこへ至れば超えられるのか。
 彼は分からぬ。故にこそ彼は更なる強者を求めて各地を彷徨い歩く……

 彼女が好んで飲んでいた、酒を集めて墓前へと――幾度も幾度も運びながら。

 怜士が宿している『天地掌拳』なる武術は彼女も宿していたという噂があり、天は柔、地は剛を指し示し二面性を持つ武術である。
 ……ただ元々『地』の方を極めていたのは『彼』の方ではないとか……?

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