水の愛し子

登場人物一覧

名前：水流（すいる）
種族：ドラゴニア
性別：男性
年齢（或いは外見年齢）：11歳
一人称：私/ボク
二人称：あなた、～様
口調：です、ます、家族や親しい人にはだよ、だね
特徴：ウェスタ出身、内気、自信がない
設定：
　亜竜集落ウェスタで生まれ育った少年。両親と2人の兄を持つ末っ子である。兄たちの事は大兄様、小兄様と呼んでいる。
　兄たちは父に似て男らしい体格であったが、水流は母に似て華奢だったため、娘として扱われている。これは母の『大きくなるまで』という泣き落としにより期間限定の姿であるのだが、家族以外のドラゴニアには本当に娘だと誤解している者もいるようだ。
　とはいえ、本人は兄たちのような格好、振る舞いをしたがっており、兄たちもまんざらではなく、内緒だぞとお古を着せたりしているらしい。尚、兄たちのようには似合わず落ち込んで慰められるまでセットである。

　一族は水を操る力に富んでいるが、特に水流は力との親和性が高いと目されている。幼いころから水の気配（せいれい）が彼の様子を見に来ることが多く、彼が水辺にいるとよく彼らが寄ってくるらしい。
　とはいえ彼らは非常に悪戯好きで、内気な水流は良くその標的になってしまう。力の制御が上手くいかないのも、そのあたりに理由があるようだ。
　自身の内気な部分は直さなければと思っているものの、亜竜種の特徴である角や翼が小さいこともコンプレックスとなり、なかなか抜け出せないでいる。そんな姿も可愛がられているが、本人としては複雑であった。

　彼が唯一オドオドしない瞬間は、ウェスタ内に残っている古い建築物やアイテムといった『古き物』を前にした瞬間である。それらがどのような経緯で生み出され、どのような時を過ごしてきたのかを考えることが楽しい。特に楽しみとしているのはウェスタの始祖について考えること。
　彼が力の練習をしていない時は古き物のある場所を巡るとよい、とされている。

　フリアノンの琉珂は憧れの存在であり目標。トラブルメイカーなところだって、何かを成し遂げたいと強い意志を持って突き進んでいるのだろうから。