SS詳細
ただ一人、『自分らしい生き方』を望むひと。
登場人物一覧
名前:ミシェル・スピヌス
種族:スカイウェザー
性別:女
外見年齢:10代後半
一人称:あたし
二人称:呼び捨て、アンタ
口調:~だね、~だよ、~だよね、~なのかな?
特徴:黒褐色の髪、薄桃色の瞳、華奢な身体、天真爛漫、放浪癖
設定:
チックが嘗て属した一族『渡り鳥』の一人。担う魔術媒体は球形の水晶。戦闘スタイルは認識阻害を絡めた中・後衛での攻撃型。
現在は人間種への対応を三派に分けている『渡り鳥』の中で、ミシェルはチックと同様、属する派閥を決めていない稀有な一族の一人である。
その性格は天真爛漫そのもの。容姿は金のメッシュを入れた特徴的な髪と、所々に民族衣装等を交えた独自のファッションを構築しており、一種の「我が道を行く」タイプの人間であるとも取れるだろう。
『渡り鳥』は過去の事件から一族の大半を人間種に殺された過去を持つ。現状の一族が三派に分かれているのもそれに起因している。
が、ミシェルはその事件に立ち会いながらも、人間種と友好的に付き合う日々を送っていた。
これは彼女が人間種との融和を目指しているからではない。彼女は自らが実際に会い、会話し、触れ合った者を彼女の視点でもって判断するというスタンスであるためだ。
相手が友好的であればそのように返すし、逆に敵対的であるなら終始警戒を解かぬ態度を崩さない。人付き合いという面では比較的常人よりの対応ではあるが、実際は彼女自身も気づかぬところで「人間種に対する線引き」を明確に引いている。
ともあれ、多くの者たちにとってこのマヒワの少女は「人懐っこく、親しみやすい女の子」と言う印象を受けるし、当の本人もそう受け取られることを自然に思っている。
ミシェルには家族がいる。名をレネというその子とミシェルは仲が良い……と、ミシェル自身は思っている。
実際のところ、内向的な性格のレネをミシェルが引きずり回していたという構図が正しい。レネもそれを拒んだことは一度もなく(単に抵抗を諦めていただけなのだが)、それ故にミシェルはレネと自分が仲良しだという認識を抱き続けていた。
尤も、現在ではその縁も途絶えている。理由はミシェル自身の失踪である。
それまで派閥に属さず、一人旅を続けていたミシェルは、ある日を境にその消息を完全に断ってしまったのだ。
死亡説や生存説など、同族間では現在も様々な憶測が飛び交っているが……その真実は、現在も明らかになっていない。
おまけSS
あれ。
どこだろう、ここ。
くらいな。
なにもみえない。
どうしよう。
だれか、だれか、いない?
こまったな。
まだまだいきたいところ、やりたいこと、たくさんあるのに。
いちぞくのみんなとも、またあいたいのに。
ああ、
レネ、しんぱいしてるかな。