SS詳細
珍しき余所者
登場人物一覧
- サンディ・カルタの関係者
→ イラスト
名前:シャフルヴィンツ
種族:人間種
性別:男性
外見年齢:10代
一人称:オレ
二人称:アンタ、オマエ
口調:ぜ、だ、だろ、だな
特徴:悪人、盗賊、守銭奴
バルベラル特別区画――ベンタバール・バルベラルによって強引にサンディ名義で確保された彼の地域。
ブラックマーケットを有し、領主のサンディが放置気味ということもあって、人の出入りも多い場所である。
遺跡や遺物が多くを占め、サンディ自身がほとんど任せきりにしているその町に、近頃余所者が居着いたという話がある。
多くの場合、新しく居着いた者の素性など見向きもされないのだが――その余所者については少々異なるという。
耐えず獲物を狙うような猛禽の如き胡乱な双眸に自信たっぷりな笑みを刻む。
どこからともなくふらりと現れたこの少年が、果たして流れて訪れたのか、何らかのオーダーを受けたがゆえに現れたのかは定かではない。
サンディとは今のところ面識がなく、サンディの事を領主であると把握しているかさえ怪しい。
少なくとも、ラサの出身であろうこと、その活動領域がラサであることだけは推察されている。
「へへ、まいどあり。分かってるぜ、金を貰ったんだから仕事はこなしてやるよ。
で、今回の目標は――なるほどねぇ。ま、地獄の沙汰も金次第。
でもよ、釣り合わなさそうなら追加でもらうから、よろしくな」
この少年を知るという、ある傭兵に曰く、暗殺、窃盗、殺人、詐欺に誘拐、おおよそ多くの犯罪を熟してきたという。
現時点ではまだサンディと面識がないため、敵になるか味方になる時もあるのかは分からないが、暗殺、殺人に関しては非常に手練れであるという。
気を付けることだ。猛禽は獲物を狙い、爪を研ぐ。
鋭利にして悪なる風、ラサの傭兵をしてもなお、汚れ仕事さえも選ばぬ主義思想。
――その割には、彼が高級品を手にした事実があっても、衣装や装備品の質はさほど変わらない。
酒色におぼれているわけでは無かろう。
誰かに貢いでいるなんて考える必要さえあるまい。
ではなぜ、そこまで仕事を選ばず、シャフルヴィンツが悪行ばかりを重ねるのか。
――それはひとえに、この悪人が悪徳を求む故。
ではその金はどこに行ったのか。
それは全て、下準備のため。
いつか風を掴むために、サンディという獲物を狙い、息をひそめる。
それが、この少年である。
- 珍しき余所者完了
- GM名春野紅葉
- 種別設定委託
- 納品日2022年02月16日
- ・サンディ・カルタ(p3p000438)
・サンディ・カルタの関係者