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天城の主

登場人物一覧

アカツキ・アマギ(p3p008034)
焔雀護
アカツキ・アマギの関係者
→ イラスト

名前:オボロ・アマギ
種族:幻想種
性別:男性
年齢:unknown
一人称:私
二人称:殿(娘にはアカツキちゃん、お姫様)
口調:だ、だろ、だろう
特徴:アマギ家当主、霊樹『アキレアス』の民
設定:
 大樹ファルカウのほど近い位置に存在する霊樹『アキレアス』を管理している霊樹の民がいる。一族の名はアマギ。オボロは今代のアマギ家の当主である。
 古くよりリュミエ・フル・フォーレの相談役でもあるオボロは『穏健派』であり、積極的には外と交流せず、まずは慎重に、という考えを示していた。
 彼がリュミエの相談役となったのは自身の妻がリュミエの古くからの知り合いであったことに起因する。『アキレアス』の守護者であるオボロと結ばれた妻によって保たれた縁は長く続いているそうだ。
 それ故にか、彼は妻には頭が上がらない。一見すれば妖艶な風貌であり、整ったかんばせからファルカウで彼を見かける女性陣を虜にするが妻を前にすると其れは其れは弱々しい。
 妻の尻に敷かれ、彼女を溺愛しているが故に他の女性には目もくれない。
 だが――彼には妻以上に大切な宝物があった。それが愛しい女性との間にもうけた娘のアカツキである。
 奔放な彼女を溺愛し、お姫様と呼んで可愛がり続けた。可愛がりの極地である。
 アカツキが100歳となった日にアキレアスで『ぼや騒ぎ』を起こしたときには自身が溺愛しすぎたせいだろうかと頭を抱えた(妻には叱られた、アカツキはちょっと驚いた)。
 オボロは妻(とリュミエ)によってアカツキとの接近禁止令が齎され、アカツキは「反省しなさいと」故郷から追い出された。一時的な別離である。
 オボロにとってはそれは娘との永遠の別れのように感じられた。何せ、目に入れても痛くない娘との別離である。
 アカツキが深緑で活動していると知れば直ぐにでも迎えに行く勢いで待ち望んでいるのである。
 ……だが、どうしてだろうか。アカツキ帰還の報は何時までも届かないのであった。

 妻子溺愛のイメージが多く語られるオボロではあるが、アキレアスの管理人としては素晴らしい技量の持ち主である。
 霊樹と共にある素晴らしき魔術師であり、その卓越した知識からリュミエの相談役としての責務をしっかりと果たしているのであった。

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