SS詳細
四十路世代
登場人物一覧
名前:グリジオ・V・ヴェール
種族:獣種
一人称:俺
二人称:アンタ、呼び捨て
口調:だな、だろ、だろう?
特徴:男らしい、お人よし、真面目、堅実、中庸
設定:
元傭兵の男で重ねた年輪に相応しい戦場経験を持っている。
長い灰色の髪と鋭利な視線は油断なく敵を事象を見つめているが、顔の左側は縦に切り裂くような大きな傷痕が残っている。
眼球こそ無事であるもののこの傷の影響から傭兵を続けられなくなった過去がある。
つまり、グリジオが特異運命座標の運命を獲得したのはかなり後天的な出来事であり、厳密に言うならば選抜当時彼は既に傭兵ですら無かった。
彼の辿った人生は中々数奇なものである。
まず、グリジオは『呪われている』。
先天的に『双子姫の呪い』と称される強力な呪いを帯びた彼は、幼くして両親を亡くし天涯孤独の身の上になったグリジオはアセナ・グリという女性に養育される事になる。
十分な愛情と時折手の早い彼女の薫陶を受けた彼は十七の頃、傭兵として独り立ちする道を選ぶ。
傭兵としてキャリアを重ねた頃、或る時は『蒼剣』、或る時は『赤犬』と轡を並べた事があるとは彼の言だが詳細は定かではない。時折生じる呪いの影響(ノイズ)の事もあり、順風満帆とまでは言えない傭兵生活であったようだが、実際の所、彼の参じた戦場には大きなものが多く、一部の戦闘記録で傭兵時代の活躍が伺えるのは事実である。
彼の運命が決定的に『狂った』のは鉄帝国がラサの首都を攻めた『ネフェレスト市街戦』における戦闘だった。
この時、クライアントになる事の多かったラサ側で参戦したグリジオは何時もの通り奮闘を重ねるも、決定的な場面で影響を強めた『呪いの疵』により大きな隙を生じる事となる。
結果、戦闘相手に敗れた彼は生死の境を彷徨い辛うじて帰還するも、代償は大きく顔の傷と左目の失明という傭兵としては致命的な傷を負う事になった。
この傷が原因で傭兵を引退した彼は以前に助け、好感を得ていた幻想貴族の食客として隠遁する時代を過ごす。
グリジオが表舞台に舞い戻る事になったのは『かなり遅れて』特異運命座標に覚醒した事に起因する。
現役でもない自分が、と考えたグリジオではあったが、身柄を引き取った貴族の意向もあり(そして幻想という国の性質上、彼に恩返しする心算もあり)ローレットでの活動を開始した。
得意の得物は剣と槍。しかし何でも一通り取り扱うのが強みである。
- 四十路世代完了
- GM名YAMIDEITEI
- 種別設定委託
- 納品日2021年10月06日
- ・グリジオ・V・ヴェール(p3p009240)