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全力で何とかしました(私以外じゃ無理ゲーだと思います)

登場人物一覧

ヴェルグリーズ(p3p008566)
約束の瓊剣

名前:ヴェルグリーズ
一人称:俺
二人称:キミ
口調:~だね、~だよ、~かい?
特徴:美形、冒険者風、マイペース、悪気がない、情が深い
設定:
 何処か飄々とした所のある美形の青年。人当たりも評判も良く、ローレットに早々と馴染んでいる――そんなヴェルグリーズは精霊種である。
 精霊種とは本来の定義において『混沌に存在する数多の自然由来の事象が世界に漂う力と結びつき、長い時間を経て形になったもの』であるが、彼はアイデンティティとして『剣』の形状を持ち、その属性を『別れ』と自認している。
 即ち『ヴェルグリーズの場合、自己自認する剣、別れという属性と、精霊種の定義は一致しない』のだが、それは希少な例外性を帯びる運命の交錯の産物であると言える。
 結論から言えば、ヴェルグリーズの基本的な属性は『剣』や『別れ』ではなく『鉄』である。揺蕩う力がまだ自我を確立していなかった頃からヴェルグリーズは鉄の精霊種として存在していたが、決定的な混線が訪れたのはとある高名な刀匠の手によって『別れるもの(ヴェルグリーズ)が打たれた』事に起因した。当時、より原初的に『力』の塊であったヴェルグリーズは魔術師の試みと結びつき、『魔剣』として組成されるに到った。例外的だが、これは混沌における余りにささやかなバグに過ぎなかった為、『自身に剣のアイデンティティを持つ鉄の精霊種ヴェルグリーズ』が成り立ったという訳だ。
『鉄』と『剣』の二面構造はそのような事情を帯びているのだが、彼の持つ重要な三つ目、つまり『別れ』もまたこの組成の問題に起因する。
 かの刀匠の鍛える『魔剣』は様々な運命を帯びており、『別れるもの』とまで称されたヴェルグリーズは取り分けであった。
 かの魔性の武具は基礎的構造として多くの『出会い』と『別れ』を産み落とし、目撃するものとして作られている。
 これは所有者及び周囲に対して常に『変革』と『流動』を求める性であり、力であり、強力な呪いである。
 故にヴェルグリーズは『鉄』でありながら『剣』であり、本質を『別れ』と認識する。その全ては正解であり、同時に誤りに他ならない。
 彼にとって幸い、或いは不幸だったのはそんな風に産まれついた彼が人間とその営みを深く愛している事だろう。
『別れるもの』は数多の時間と結末を経ても世界に絶望する事はない。一振りの『剣』として、希少にして数奇な運命を『鉄のように』歩んでいる。

  • 全力で何とかしました(私以外じゃ無理ゲーだと思います)完了
  • GM名YAMIDEITEI
  • 種別設定委託
  • 納品日2021年09月30日
  • ・ヴェルグリーズ(p3p008566

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