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『竜』の誉れ
登場人物一覧
- ヴェルグリーズの関係者
→ イラスト
名前:ゲライオテース
種族:旅人
性別:男性
年齢:58歳(死亡時)
一人称:俺
二人称:テメェ
口調:だ、だろ、だよな
特徴:竜域の踏破をめざした冒険家
設定:
『ゲライオテース』と名乗る
……当然、結果は分かり切っていた。覇竜領域がどのような場所であるかを知らぬがこのような場所に踏み入る事はない。
故に、未帰還者として彼の名は伝えられたのだった。
名前:アレクセイ
種族:精霊種
性別:男性
年齢:unknown
一人称:俺
二人称:テメェ、お前
口調:だ、だろ、だよな
特徴:ゲライオテースの生き写し、隠れ里クスィラスィアを探し過ごしている
設定:
気づいた頃には顕現していた、というのが正しいのだろう。ラサの砂漠地帯で目を覚ました彼は自身が砂鉄の精霊種である事に気付いていた。
青年には過去呼べるような記憶はなかった。憶えているのは自身と同じ姿をした男が危険区域に踏み入る姿のみだった。
荒廃したその地で、彼は『その男』を見送ったのだ。ドラゴンスレイヤーと名付けた『なまくら』を手にして進み往く男の頼りなく見えた背中を。
彼がどうなったのかは語られずとも想像に易い。再会を果たせるわけがない事も知っていた。
屹度、彼は夢の途上であった筈だ。
「俺は何時かこの世界で夢を叶えてやるんだよ。
……この剣の名は俺の世界では『
この老い耄れに遺された剣の遺志を叶えてやりてぇだろ。それが、アイツの……死んじまった息子アレクセイの目標だったんだからよ」
その言葉を彼は憶えていた。名乗る名すら持たない精霊種の青年は彼の言葉だけを導にした。
何時の日か、彼の夢であった息子の目標を叶えるが為に。竜殺しの魔剣を、本来の姿に戻すが為に。
青年は唯一覚えていた『男』の息子の名を己の名とした。アレクセイと名乗り、その手にはなまくらを手にしていた。
覇竜領域へ向かわねばならない。その為に研鑽せねば――いのちが潰える前に夢を叶えてやるために。
男は覇竜領域へと向かう道を探し続けている。
……その姿はかつて覇竜領域に姿を消した『ゲライオテース』と瓜二つなのだそうだ。
- 『竜』の誉れ完了
- GM名夏あかね
- 種別設定委託
- 納品日2021年09月24日
- ・ヴェルグリーズ(p3p008566)
・ヴェルグリーズの関係者