サイレント・オーダー

登場人物一覧

名前：ファーブ・ソーズ
種族：？？？
性別：男
年齢（或いは外見年齢）：？？？（本人曰く「まだまだ若い」との事）
一人称：俺
二人称：お前
口調：～だろう。～だよな？
設定：
　彼は元々鋼鉄や伝承、正義で活動を行う暗殺者であった。
　一切の痕跡を残さず始末する闇の狩人……彼のリストに載った人物は上から順に必ず消されるという噂から『サイレント・オーダー』の異名を持つ。
　しかし正義では国王フェネスト六世並びにその側近らの政治改革により仕事がし辛くなり、段々と西の方に活動を移していった。
　更に鋼鉄では皇帝暗殺の際、犯人が分からなかった事から彼の仕業ではないかと一時噂にもなっていた様だ――面倒を嫌い彼は更に鋼鉄からも場所を移し、現在は翡翠や砂嵐、伝承辺りにいるという噂である……

　――彼の半生については不明な所が多い。
　が、一説によると彼は元々正義に住まう住民だったという話がある。過去の、思想的弾圧や抑圧が激しかった時代……彼の、どこの者とも知れぬその姿が対象になってしまった。
　石を投げられ投獄され、あわや処刑の折に――しかし彼の事を庇ったシスターがいた。
　姿の偏見など正義のする事かと。
　事態は二転三転。やがて彼の容疑は晴れ、自由の身に。
　その時のシスターとは懇意となり、やがて家族となり、そして新たな命が宿り……

　直後。彼の家を山賊達が襲撃する。

　突破される扉――振り上げられた刃が彼の身を抉り――
　……彼が助かったのは奇跡という他なかった。
　しかし後日衝撃の事実が判明する。なんとそれは山賊に身を扮した正義の民だったのだ。かつてファーブを拘束した者達……それが諦めていなかった。彼の外見を忌避し、ただそれだけで――家族の命をも奪った。庇った者も同罪だと。
　しかしある意味で更なる悲劇は、復讐の機会も与えられなかった事だろうか。
　彼の体が回復し始めてからフェネスト六世らの改革が目まぐるしく進み始めたからである。不正などを行ったものは摘発され、そして――既に復讐対象者らも――

　……やがて彼は闇へと姿を消し、彼は暗殺者として『この世のゴミ』を掃除し始める。
　依頼を受け――人知れず消すのだ。
　その活動に彼の過去が関与しているかは、分からない……

　実は自らの発する全ての匂いを消す事の出来る『消臭』スキルを宿している。
　なおカテキン配合。能力を使った際は少しの間だけ、ほのかにお茶の香りがするとかしないとか……

おまけSS『ある日の日記』

　――なんだ？　ああこれは俺の故郷で作られてたお茶で……
　え、何？　美味しい？　そ、そうか。
　こんなので良ければ幾らでも作……待て待てそんなに顔を近づけるな！
　匂いもいいからって……？
　だからってそんなに近付く奴がいるか！　ま、まったく！

　……なんなら毎日淹れようか？

　ああ毎日だ――え、それはプロポーズかって？
　………………………………そうですけどなにかああああああああ！？

　※この後彼は顔を真っ赤にして暴れて大変でした。ふふっ。

　　　　　　　　　　　　　　　　――ある日の日記。