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夜妖憑きになれなかった男

登場人物一覧

ヴェルグリーズ(p3p008566)
桜舞の暉剣
ヴェルグリーズの関係者
→ イラスト

名前:深道和輝(みどうかずき)
種族:ウォーカー
性別:男性
年齢:28歳
一人称:俺
二人称:お前、君、~さん、~ちゃん、呼び捨て
口調:だろ、だな、だよな? 関西弁が出る事もある。
特徴:暁月の従兄弟。夕夏、日向の兄。正輝の父。目が異常に良いので眼鏡をかけている。
設定:
 深道の本家筋に居ながら夜妖憑きとくべつになれなかった男。
 暁月と同じ年の『一般人』。
 昔から優秀だった暁月と比べられ、幼い頃は劣等感に苛まれていた。
 中学の頃に取っ組み合いの喧嘩をしたことがある。
 勝負としては惨敗。箸にも棒にもかからない具合だった。
 燈堂を背負う暁月と一般人の和輝とでは力の差は歴然だった。

「お前は良いやんなぁ!? 大人にちやほやされとって。そんなけ強かったら優越感あるわなぁ!? くそが!」
「いい加減にしろや和輝。俺がどんなけ……ッ!」
 言い淀んだ暁月の顔が、辛そうに歪んだ。
「何やねん。言うの止めんなや。気になるやんけ。ええ気分なんやろが」
「誰が……お前に分かるかよ」
 十歳で燈堂に養子に出た暁月の事を大人達は褒め讃えた。
 其れに比べて自分は何も出来ないのだと言われているような気がした。
 悔しそうに表情を歪ませた暁月が、どんな事を考えているかなんて想像も付かなかった。
 もっと偉そうにしてくれたら、嫌うことが出来るのに。
「分からん……暁月の事なんも分からんやん、俺」
 自分は理解しないまま暁月に敵意を向けていた。
 暁月が悪い奴だと決めつけていたのは自分自身だったと和輝は気づいたのだ。
 こんなにも泣きそうな顔をしている暁月が優越感などというちっぽけな感情を自分に向ける筈無い。
「……ごめん」
 辛くない訳無いのに。自分と同じ年で燈堂の地を任されている重圧。
 少し考えれば分かる事なのに。
 それから和輝は暁月の事を尊敬し気遣うようになった。
 一般人の視点からしか分からないものを暁月に助言することもある。

 遠くを見通す『千里眼』をギフトとして持っているが、一般人の和輝には負担が大きすぎる。
 一生のうち使えるのはせいぜい数回といった所。
 もし、使う場所が自分にあるのならば、大切な人を守る為に使おうと心に決めている。
 ちなみに息子の正輝(二歳)の事は溺愛している。

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