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『護蛇』白銀
登場人物一覧
名前:『護蛇』白銀
種族:怪異
性別:不明
年齢:不明(数百年単位で生きている)
一人称:私
二人称:~さん、呼び捨て、暁月さん、廻、黒曜、牡丹、アーマデルさん
口調:ですね、ます、ですか?
「お帰りなさい。さあ、温かいご飯が出来ていますよ」
「暁月さんも廻も。随分と汚れましたね。先にお風呂に行ってらっしゃいな」
特徴:白蛇の怪異。人間の姿の時は青年。
設定:
暁月をサポートする『右腕』ともよべる青年。
その正体はこの地を守る『白蛇』の怪異そのもの。燈堂家を守る『家憑き』ということになる。
この地に燈堂が居を構えた時から存在するらしく青年の姿は仮初めのもの。
弱き者達(夜妖憑きや怪異など)を守る為、結界を張っている。
家憑きという性質から燈堂の敷地から離れる事が出来ない。外に用事がある時は相方の黒曜を使う。
料理が得意で子供達(暁月や廻含む)が成長していくのを楽しみにしている。
アーマデルが廻を心配して尋ねてくる内に仲良くなった。
同じ蛇の性質を持つアーマデルに親しみを持って接している。
真性怪異『繰切』に生み出された怪異。繰切の事を『父上』と呼ぶ。
「父上の事ですか?」
暁月からの『無限廻廊の掃除』の呼び出しに
繰切という真性怪異は伝え聞くところによると『蛇神』であるらしい。
無限廻廊の座の厳重な扉の向こうにその繰切は居るという。同じ蛇を信仰する者として気になるのだとアーマデルは語った。
「そうですね。生まれは極寒の地であったと伝え聞いています」
現在のヴィーザル地方にあたる場所で生まれ、ハイエスタの雷神に敗北し故郷を追われた。
そこから南下し現在のラサ地方に長く居たと言われている。
「砂漠の地?」
「ええ、そこでは信仰を得た神だったそうです」
長く流浪する内に病毒や疫病といったものを取り込み邪神と恐れられた。
「名を秘匿される程の存在になった父上は、はやりその性質故に、人間を最終的には滅びへと導きました」
子供が生まれなくなった砂漠の村はやがて滅んだという。
信仰を失った繰切は更に南下し海を渡り練達へとやってきたというわけだ。
「以前は『繰切』という名では無かったのか」
「ええ。砂漠の地では名を秘匿されていたそうですが」
その通称を――『