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『井底之蛙』
登場人物一覧
- 恋屍・愛無の関係者
→ イラスト
名前:青庭 乃蛙(あおば のあ)
種族:旅人(両親が旅人であった/希望ヶ浜生まれ)
性別:女性
年齢:23歳
一人称:私
二人称:あなた様
口調:です、ます、でしょうか?
特徴:夜妖憑き
設定:
再現性東京2010街、希望ヶ浜に存在する澄原病院のナース。澄原晴陽が専門医として属する『夜妖憑き』への治療を主として行っている。
冷静沈着、物腰も丁寧、優れた看護師ではあるが、物静かで自身のプライベートを語らない。感情表現が得意では無い晴陽と『上手く』付き合って行けるのは彼女自身が晴陽に干渉しないからかも知れない。
元々は夜妖憑きとして治療に通っていたが、看護師を志し、治療を行っていた澄原病院に其の儘就職した過去を持つ。故に、龍成や水夜子とも顔見知りである。
乃蛙が夜妖憑きとなり、治療を受け始めたのは高校生の頃である。進路希望を提出する事を求められた彼女には高校生で或る自分以外が想像つかなかったのだ。
視野を広く持ちなさいと教師から指示されたが、見た者が悉く記憶から消失してゆく。映画を見ようとも、ボランティアに参加しようとも、其れ等の経験は何の実にもならない。
スポーツも幼い頃から知っていた競技ならば出来るが初めての行為は記憶に残らないことが多かった。
自身を疑った乃蛙は複数の医者へ行き、最後に辿り着いたのが澄原病院である。『夜妖憑き』である疑いから晴陽の診断を受け、悪性怪異:井底之蛙に憑かれていることが判明した。
それが偶然であったのか、どうした切欠があったのかは分からない。
治療は難航し、『目』『記憶』に憑いている怪異を切り離すことも視力を護る為には難しい事から共存の道を選んだ。
共存を行う為に選んだ職種が看護師である。同じ夜妖憑き達のケアを行うべく、日夜職務に励んでいる。
晴陽の助手としての役割を担うことがあるが無言で業務が遂行されるため水夜子には「もうちょっとにこやかに話して見たらどうですか?」と揶揄われることも。
現在は笑顔の練習をさせられている。尚、翌日には笑顔の作り方を忘れているが……。
――彼女には、輝かしい未来や新しい出会いは全く存在して居ない。
その目に憑いた夜妖が切り離されるまでは、狭い世界で生きてゆく事しか出来ないと悪性怪異が囁いてくるからだ。
おまけSS『澄原病院 夜妖専門診療科カルテ』
病名: 井底之蛙
症状: 『目』へと取憑く夜妖。罹患患者の『目』を通じて外界の情報を得る。憑かれた患者は『見た情報』を夜妖に奪われるために視野狭窄となる。
広い世界を見ることが出来ず限られた少ない