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白き代行者

登場人物一覧

スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)
天義の聖女
スティア・エイル・ヴァークライトの関係者
→ イラスト

名前:ダヴィット・クレージュローゼ
種族:人間種
性別:男性
年齢:34歳
一人称:私
二人称:貴方、君、~さん
口調:です、ます、ですか
特徴:信仰者、冷静沈着
設定:
 天義貴族、聖職者の一族クレージュローゼ家の当主。未婚。ダヴィットは天義の聖職者である。
 彼が未婚である理由は聖職者であるからではない、彼には幼少期より『婚約者』が存在して居た。
 エミリア・ヴァークライト。スティアの叔母である彼女とは幼少の頃より家同士が婚約を決めていた。
 だが、嘗てヴァークライトの不正義、ヴァークライトの不幸などと揶揄された『ヴァークライト家のお家騒動』でその婚約は解消される事になる。
 それでも、一度は想い合った相手であるエミリアの事をダヴィットは思い続け、彼女がヴァークライトの当主代行の座を姪に譲るときが来たならば求婚すると決めていた。
 直ぐにでも手を伸ばさぬ理由は真面目なエミリアが護りきったスティアを置いて嫁ぐ訳がないと識っているからである。
 どの様な悪評が立てども彼女を妻とするべく聖職者であったダヴィットは鍛えた。
 騎士となる事は許されなかった。だが、それでもと力を乞うた青年は旅人達から剣術を習い続けた。故に、東方の剣を武具とし、出鱈目な剣術を使う。
 愛しきエミリアが害されるとなれば彼は迷わず剣を引き抜くことだろう。

 当のエミリアも思い続けているが、まさかダヴィットが己を護る為に剣術を学び一端の武人になっているとは夢にも思うまい。
 エミリアは女だてら騎士となることを義務付けられ、その職務を全うしてきた彼女にとって聖職者との結婚に前向きになれないでいる。
 自身が彼に似合う淑やかな女性ではないと考えるエミリアを迎えに行くその日までにダヴィットがエミリアより強くなれるのかは――……

 ダヴィットは一途、真面目、冷静沈着、信仰者ではあるが、真っ直ぐ過ぎる天然(ポンコツ)という言葉が似合うかも知れない。
「だから何だというのです」と首を捻って「エミリアは今日も美しいでしょう」と素面で言葉にしてくる彼をエミリアは今日も避け続けている。
 恥ずかしいからとスティアにもその存在を秘密にして居た『彼の前でだけ乙女の』エミリアは今日も彼から逃げ続けるのであった。

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