SS詳細
フユツキに連なる者
登場人物一覧
- クロバ・フユツキの関係者
→ イラスト
名前:ユウナ・フユツキ(冬月 結那)
種族:旅人
性別:女性
年齢:19
一人称:私
二人称:貴方
口調:~よね、~でしょ?
特徴:ブラコン&シスコン
設定:
クロバと同じ世界の出身者――であるがクロバの側からはほぼ記憶にない。
それは物心がつく『前』にしか面識がない為である。
ユウナ・フユツキは元々クオン=フユツキが作り出したプロトタイプの『雪雫(セツナ)』である。クオンの人体錬成技術の産物の一つであり『魂を食らう歪な魔物』が生まれる前に創造された個体であった――人造人間サンプルと言えるのかもしれない。
しかしユウナはクオンが望んだ結果では無かった為に放逐される事となる。
むしろ『歪な魔物』に『魂』を食らわせようとしたとか――
寸での所で逃走に成功した(或いはクオンは一切興味が無かったのかもしれないが)ユウナはその後クオンに憎悪を抱く事となる。
更には研究が進みクロバとセツナという両名が創り出されたと知ると、自らの様に生を弄ばせまいと二人の奪取を試みるが『剣聖』たるクオンにはまるで歯が立たず今度こそ処分される時に――混沌に召喚され命が繋がった(なお『クロバ』と出会ったのはこの時が初めてである)
その後は剣では一切勝てないと判断し槍術の道を進んでいる様である。
当面の生きる道を繋ぐ為に、誠実と噂の遊楽伯の下に己が『武』を売り込みに行き食客としての身分を得たのだが――ある日クオンの到来を噂で知る。
以降は彼の行方を追う為に暇を願い出て各地を放浪する事もあるのだとか……
とはいえそれなりに遊楽伯の下に戻っては彼の味方をしている様だ。
その為実質バルツァーレク派の一員、或いは直轄の騎士――と見られているとか。
ちなみに。
経緯上元々はクロバより年上だったのだが。
召喚されたクロバは明らかに成長していて――どころか己よりも年上になっていた。
時間軸が異なる段階での召喚というのはセツナもそうであるためあり得ることが――が! 彼女の視点からはどうしてもクロバは後から生まれた存在であり、弟である。絶対に弟である。例え己よりも大人びていても彼は弟だ!勿論セツナもだ!セツナも妹だ!彼女は年下だし確かに妹問題ナシ!
姉として!(重要) 二人は守るべき存在であるという思いから結構なブラコン&シスコンである。
……尤も事あるごとに姉を名乗られてもクロバの記憶に彼女の姿は朧げなのだが! 外見年齢も年下だし!
- フユツキに連なる者完了
- GM名茶零四
- 種別設定委託
- 納品日2021年05月30日
- ・クロバ・フユツキ(p3p000145)
・クロバ・フユツキの関係者
※ おまけSS『よく似ている』付き
おまけSS『よく似ている』
――なお。
上記の観点は遊楽伯が彼女を雇う際に、身の上を聞き、彼女の口から発せられた内容を纏めたモノである。
しかし『気のせい』かもしれないという範囲ではあるが――妙な点も存在している。
彼女は何故成長しているクロバとセツナをすぐに判別することが出来たのだろうか?
記憶に残っているかも怪しい程の幼少期に一度会い――そして自らよりも成長していたクロバ。
面影ぐらいはともかく、幼少の頃と大人では顔つきも異なろう。
まぁ姉だから見分ける事が出来る! と力説されたらそれまでなのだが……
いやそもそもクロバも覚えていない以上、彼女の話が『真』であるのかどうかさえ――
「逆に聞きたいのだけれども何故見分ける事が出来ないの?
弟と妹よ!? 多少の成長程度見分けるぐらい出来るでしょう!?」
「いえしかし少なくともクロバさんに関しては今は彼の方が年上な領域で……」
「関係ないわよ。クロバは私の弟、間違いない――それよりも伯爵。東の天義の方で珍しい郷土料理を教えてもらったから、厨房で再現してきたのだけれども一度試食を……えっ? 厨房立ち入り禁止令はどうしたって? あぁ、よくわからない立札は捨ててきたけど、何か書いてたの?」
――なお。
セツナのプロトタイプと言うだけはあるのか、セツナ・フユツキとよく似た家事・料理の腕前を持っている様である。やったね。