SS詳細
相変わらずレジってそう
登場人物一覧
名前:レジーナ・カームバンクル
種族:旅人
性別:女性
年齢:不明
一人称:我(わたし)
二人称:汝(あなた)(リーゼロッテに対してだけお嬢様)
口調:だわ、でしょ、でしょう?
特徴:可愛い、ゴスロリ、天然、お人よし、レジる
設定:
……とは言え、アストラークゲッシュなる
元々、有り得ざる現界によって受肉した彼女は一部を除けばレジーナという情報を情報以上のものとして認識していないのだ。尤も、知性と人格を持つ以上、その心身に刻まれたくびきの全てから逃れ得る事は到底叶わないのは確かなのだが。
ネクストにおける彼女が何時頃生じたのか確かな記録は残っていない。
しかしながら彼女が旅人である以上、空中神殿を経由してこの世界に降り立った事自体は確実である。
どのような紆余曲折があったのか詳細は伝わっていないが、彼女は混沌の彼女の本懐を果たしたかのようにアーベントロート家の家令として伝承三大貴族にして大法廷の裁判長たるリーゼロッテ・アーベントロートの側近として仕えており、クリスチアン・バダンデール、或いは新田寛治と共に一定の信頼を受けている。
後者二人とレジーナの異なる所は、後者二人の扱いがかなり乱暴で粗雑なのに対してレジーナは概ね『可愛がられている』所だろう。
嗜虐的なお嬢様の『愛玩』は決して字面通りの意味を持たないが、寝室に入れたり庭園のお茶会に同席させたりとかなりの特別性があるのは確かである。
レジーナは冷酷な能吏であり、汚れ仕事も厭わない。自身のその『唯一』に鉄の忠誠を示す騎士の如しである。
魂に刻まれているとでも言うべき原則は変わらず、リーゼロッテに深い愛情を持っており、一度彼女が望めば我が身差し出す事も全く厭わないレベルで境界が揺れているのは確かだが、実はネクストのレジーナは一応『ノーマル』の部類である。但し、彼女はアストラークゲッシュにおいて刻まれた致命的なまでの男運の悪さを心底忌避しており、基本的に男――取り分け軽薄なそれを酷く苦手としている。
特に砂嵐と伝承の会談で自分とお嬢様『無体』を働いた赤犬なる男の事は牙を剥くレベルで警戒している。
「あら、素敵な方だったじゃない」と華やかに笑うお嬢様に珍しく食って掛かる位には――
- 相変わらずレジってそう完了
- GM名YAMIDEITEI
- 種別設定委託
- 納品日2021年05月26日
- ・♱✧REⅠNA✧♱(p3x000665)
※ おまけSS『多分レジーナさんとは相性いいよ』付き
おまけSS『多分レジーナさんとは相性いいよ』
「役得だな? アンタ達みたいな綺麗所が相手なんてさ!」
「あら、お言葉がお上手ですわね」
「言葉だけじゃねぇよ。試してみりゃあ、すぐに分かるさ」
「――試す?」
「そ、試す。お嬢様が付き合ってくれるなら今夜にでも!」
「……その口、縫い合わせてあげましょうか?
それはそれは汝(あなた)の不運な夜になるでしょうね……?」
「……ふぅん? 面白ぇな」
「過剰な自信は身を滅ぼす原因になるわよ。『赤犬』さん」
「その不運とやら、アンタがくれるんだろ?」
「……………は?」
「言葉は良く聞けよな。俺ぁさっき『アンタ達』って言ったんだぜ。
付き合ってくれるのはどっちでも――何なら両方一緒にでもいいんだがな?」
*****
「最悪です」
「あら、素敵な方だったじゃない」
「さ、い、あ、く、で、す!」
「珍しい。レナさんが私に口答えするなんて」
「――っ、んん、でも、それは――」
「ああいうタイプはお嫌いです?」
「とても」
「打者の苦手なゾーンは得意なゾーンの真横というか。レナさんかるーく騙されそうですから……」
「お嬢様! 今なんと!?」
「何でも。私はアレなら騙されても構わない位だと言ったのですわ――」