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『ガラテヤの光』ゼノビア・メルクーリ

登場人物一覧

ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160)
戦輝刃
ベネディクト=レベンディス=マナガルムの関係者
→ イラスト

名前:『ガラテヤの光』ゼノビア・メルクーリ
種族:人間種
性別:女
年齢:21歳
一人称:私(わたくし)
二人称:貴方、貴女
口調:です。ます。でしょう。
特徴:勤勉、頑固、真面目、野心家
設定:
 天義南東部の街ガラテヤの神学校を、若くして主席卒業した英才。
 停滞を怠惰の罪とする、強烈な信仰心の持ち主。
 常日頃は穏やかな態度と口調だが、神学論争は苛烈そのもの。
 記した神学論文は異端すれすれの外典解釈から、果てや軍事や公共事業まで多岐にわたる。
 フィジカルには然程優れないが、フィールドワークも厭わないアクティブさも兼ね備える。

「私達は皆、不断の闘争に身を曝される定めにあります。
 勉学、勤労、病、戦争、社会基盤の設計構築、維持管理――全てが努力なしにはあり得ません。
 対し、成し遂げる人の力の、余りに弱きこと、儚きこと。認めることから始めなければ、地に足は着きません」

 司教に煙たがられたゼノビアは、現在では天義中央筋の命により、アドラステイアの調査をさせられている。
 進まぬ調査進捗に業を煮やす彼女は、時に独断専行しがちであり、またアドラステイアの教義研究それ自体にも熱心である。
 自他共に厳しい彼女の信仰を高く評価する向きもある一方で、整合性さえあれば異端すら好意的に受け止める姿勢は、周囲に危機感も抱かせる要因となっている。
 結果を見れば有能そのものであり、『ガラテヤの光』との二つ名に相応しいのだが、アドラステイアに単独潜入さえしかねない危うさや、あるいは異端の教義を受け入れてしまうのではないかといった不安をも感じさせてしまうのだ。
 彼女は、何をしでかすか分からないという懸念が付きまとう存在だ。

「考える葦に過ぎない人間の弱きこと、それそのものは罪には問えないでしょう。
 だからといって万里の道を踏み出さず、また中途に歩みをとめることは、怠惰の罪に他なりません。
 茨なら、足掻きなさい。やがて打ち破れるでしょう。
 暗闇なら、藻掻きなさい。やがて星が見えるでしょう。
 寒空なら、血を吐いても飛び続けなさい。私達はそうして生きる他にないのです」

 今後はアドラステイアに関する依頼を受けるイレギュラーズと、共同作業を行うこともあるだろう。
 それが彼女にどのような影響を与えるのか、その時に彼女が何を思い何を為すのか。まだ誰にも分からない。

「停滞は怠惰。そして怠惰は罪──そうは思いませんか、イレギュラーズ?」

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