SS詳細
悪性怪異『獏馬』
悪性怪異『獏馬』
登場人物一覧
- 恋屍・愛無の関係者
→ イラスト
名前:獏馬
種族:夜妖
性別:不明(人型の時は少年)
年齢:不明(人型の時は14歳ほど)
一人称:僕
二人称:お前、あいつ、呼び捨て、龍成、あまね
口調:だね。だよ。なの? でしょ?
特徴:
・夜妖の時:紫黒の身体に大きな口。夢の中を渡り歩く怪異。
・人型の時:身長は160cmほど。白い髪を肩口で揃えている。着物を着ている事が多い。
設定:
夜夢を駆け、記憶と魂を喰らう、悪性怪異。燈堂の宿敵。
普段は夢の中に潜んでおり、見つけるのが困難。
しかし、取り憑かれた人は記憶と魂を食べられ死に至る。
燈堂暁月の恋人、朝倉詩織に取り憑いて、彼女の魂を啜り壊したことがある。
その復讐の為、暁月に追いかけられる事となった。
幾度も幾度も夢の中で交戦し追い払うも、諦めない暁月にはうんざりしているらしい。
空腹と負傷。
たとえ、どれだけ強くあろうとも。
夜妖の力が弱まってしまう日というものは存在する。
暁月は執念深くそれを追ってきた。
本当にうんざりしてしまう。
だからその日、獏馬とあまねは別たれた。
暁月に追い詰められ、本体と尻尾に切り離された。
尻尾の方は廻に憑き『あまね』と名が与えられる。
本体の夜妖は何処かへ消え去り、消息不明とされていた。
ごく最近、獏馬の消息が掴めたのだ。
澄原龍成に憑いた獏馬は、彼の事が気に入っている。
本来なら龍成が払うはずの共存代償を他人の生命力で肩代わりさせて補うほどに。
「――だったら、僕がその願いを叶えてあげる」
「誰だてめぇ……」
龍成との契約は
彼が獏馬に生命力を分け与えること。
それが叶わないのなら他人から生命力を奪うこと。
その代わり龍成に強さを与えること。
そして、最後に命を『――――』