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『黒き魔導』シェラ・シィラ

登場人物一覧

ニア・ルヴァリエ(p3p004394)
太陽の隣
ニア・ルヴァリエの関係者
→ イラスト

名前:シェラ・シィラ
種族:獣種
性別:女
年齢:18歳
一人称:私
二人称:貴方
口調:です、ます、でしょう
特徴:ラド・バウファイター
設定:
 鉄帝国が誇る大闘技場『ラド・バウ』に所属する闘士
 黒魔法使いと渾名される美しき少女、シェラ・シィラその人である。
 儚げな風貌に、虫一匹殺せなさそうなほどに気弱にも見える彼女は穏やかに敵を滅するプロフェッショナルである。
 神秘的な魔術の素養が強く、幼い頃から自身の戦闘能力を上手に加減することが出来ない事で『黒魔法使い』と渾名されることになった。
 故に、『手加減』の為に彼女は魔法少女のようなスティッキを握って居る。それに魔力を通すことで、ある程度コントロールできるのだ。

 シェラの両親は魔力のコントロールを憶えるためにとラド・バウへと一人娘の出場を決定した。
 その時点で両親達はシェラは簡単に敗北することはないだろうと考えていた。あれよあれよとランク戦を勝ち進み、今や『黒魔法使い』の渾名が通り名に変化する程に。
 幼少期は黒魔法使いと怖れられ、年頃になっても『黒き魔導』と怖れられ……。
 故に、彼女に欠如したのはコミュニケーション能力である。無口で、あがり症。話す代わりに魔力で一撃をお見舞いしてしまう。
 彼女は鉄帝らしくない外見で鉄帝らしい少女であるのかもしれない。取り敢えず攻撃一発でコミュニケーションをとる為にラド・バウファイターとは何となく上手く言っている。
 本来ならばパルス達のような可愛らしい女の子として活動したいが……それもまた夢の夢。
「私が、ですか……や、やだ、そんな……アッ!」
 アイドルスカウトに来るマネージャーを魔力で一撃お見舞いした時など、泣き濡れて三日くらいラド・バウで暴れ倒したほどだ。

 気が昂ぶったり緊張したりした際は魔法のコントロールが超が付くほどド下手くそになる(自称)為に、ランク戦などでは暴走した状態で相手と会うことが多い。
「だ、だめです。その……ごめんなさい。手加減できないかも知れません(緊張してますの意)」
「ごめんなさい。私、その、倒してしまうかも知れません……(緊張してますの意)」
 ――それが相手を挑発していることなどシェラは何時までも知る由がないのだ。

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