SS詳細
二人一緒に
登場人物一覧
- ロロン・ラプスの関係者
→ イラスト
名前:バイラヴア
種族:獄人(ゼノポルタ)
性別:男
年齢:14歳
一人称:俺
二人称:アンタ
口調:だな、だろ、だろう?
特徴:褐色の肌と二本の白い角。第三の瞳を持つ。
設定:
バイラヴアという名前はラクリマがつけた渾名。獄人としての名前はあるが、それを名乗る事は無い。
ラクリマがこちらの方が分かりやすいという理由だ。
豊穣の地に生まれ落ち、八百万から酷い迫害を受け育った少年。
罵倒や暴言は日常茶飯事、怪我を負わせられる事もあった。
バイラヴアの村や、その周辺の村を治めていたのが八百万の貴族だった。
彼等はまるで兎や鳥を狩るように、獄人に矢を打ち込む。
反発しても、その倍以上の仕返しをされるだけで、大人しく従うしか無かったのだ。
「巷では、国外への奴隷を売りさばいている輩がいるそうじゃないか」
「何でまた?」
「どうやら、大陸では角の生えた獄人が珍しいらしい」
「へぇ。物好きな連中も居るもんだなぁ」
「なあ。この子供売ったらいくらになるんだろうな?」
バイラヴアは貴族に捕まえられ、最終的には国外へ出荷された。
幾人かの奴隷と共に幻想へと流れ着く。
鉄の檻の中に詰め込まれて、恐怖に震えた。見知らぬ土地でどうなってしまうのだろう。
けれど、豊穣の地より良い所なのではないか。
だって、不用意に撲ったり、矢を放ったりする者は居ない。
それに――
同じ檻に入れられたラクリマの横顔を見遣る。
繊細な肌は透き通るようで。不安げな表情と潤んだ瞳。
「どうしよう……バイラヴア」
怖がり、自分へとすり寄ってくる、このラクリマを守ってやらねばならないと思ったのだ。
「大丈夫。俺がついてるぞ。絶対に離れないから。ご主人様が現われたら一緒に買ってもらおう」
寄り添い合う二人。
最後に彼を見かけたのは、ギストールの街だったらしい。
その街は今、何者かに襲撃を受けて惨状が広がっている。
バイラヴアの行方は不明である――
- 二人一緒に完了
- GM名もみじ
- 種別設定委託
- 納品日2021年03月09日
- ・ロロン・ラプス(p3p007992)
・ロロン・ラプスの関係者