PandoraPartyProject

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ルベライトの雫

登場人物一覧

アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630)
大樹の精霊
アレクシア・アトリー・アバークロンビーの関係者
→ イラスト

名前:ルベライト
種族:精霊
性別:不明(男性寄り)
外見年齢:12歳ほど。実際の年齢は不明。
一人称:僕
二人称:君
口調:~だね。だよ。かな?
特徴:
 ――深き紅のルベライトから雫が落ちて、彩光を放つクリスタルに反射する。
 夕焼けを閉じ込めたカーネリアンが石の間から脈動していた。
 一際輝くシトリンが明滅し紫電を纏う。

設定:
 ファルベリヒトの眷属。封印されし精霊。
 クリスタルの迷宮の中で静かに眠っていたが、血の契約によりジブリール・アドワの手で無理矢理起こされた。
 怒りを露わにするルベライトはジブリールを払いのけようとする。
 しかし、血に染まった色宝の力が彼を縛り付けたのだ。
 ジブリールの言いなりのまま、イレギュラーズと対峙するルベライト。
 激闘の末、ジブリールからルベライトを解放することに成功する。
 精霊のルベライトを縛る呪いは解かれた。

「ルベライト。貴方はもう自由の身。貴方を縛る色宝はもう無くなった。あなたはどうしたい?」
 アレクシアの声に、ルベライトは目を瞬かせた。
 眠っていた自分はこの世界の事を何も知らない。また、色宝によって縛り付けられることがあるかもしれないと身が竦んでしまう。
「だったら、一緒に外に出よう。色々な所を旅して、美味しいものを食べてから選んでもいいと思う」
 青い瞳をしたアレクシアは真っ直ぐにルベライトを見つめていた。
 この少女の手なら取っても大丈夫だと思わせた。
 何も分からないこの世界で、彼女の声は。彼女の瞳は。力強く見えたから。
 だから、ルベライトは信じてみたいと思ったのだ。
 恐る恐るだったけれど。
 触れた指先の温もりは、初めて感じたあたたかさだった。

「さあ、次は何をしようか」
 ルベライトの精霊は、アレクシアにそんな言葉を投げかける――

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