赤の女王

登場人物一覧

名前：《赤の女王》ローデリア・バイアスコート
種族：人間種
性別：女性
年齢：30歳
一人称：わたくし
二人称：おまえ
口調：～だわ！　～なのか！　～であろう！
特徴：長く豊かな黒髪に真紅の瞳。小柄だが出るところは出たトランジスタクラマー体型。赤い口紅と赤いボンデージ衣装、太股に入れた紅薔薇の刺青が特徴的。
設定：他国との国境に近い《幻想》の地方の領主。

父親である先代は黒衣を好むことから《黒の王》とも呼ばれた名君。
武人としての軍略を遺憾なく発揮し国境防衛に尽力。
他国との抗争の絶えなかったこの地に平和をもたらした。
しかし一方で領主として激務に追われ、家庭を省みることはなかった。

母親は元々陣中の慰みに呼ばれた旅の踊り子で、ローデリアを身籠もったことで領主の妻に迎えられる。
しかし身分の低さを領主の一族から疎まれ、夫不在の家を切り盛りするも孤軍奮闘の末に病没。

一人娘の身を案じた父親は次期領主の座を狙う一族の者の手からローデリアを守るため、親衛隊を設置。
幼い娘の遊び相手となるべく道化の衣装を着せて芸を身につけさせたことから、これが後にトランプ兵と呼ばれる者達のはしりとなる。

やがて父の跡を継いだローデリアであったが、常に暗殺者に怯えていたことがローデリアを疑り深い性格にし、愛情への飢えは強欲を生んだ。
欲しいものは人であろうが物であろうが権力と武力にあかせて奪い取り、気に入らなければ破壊し、処刑する。

彼女が好んだのは首を切り落とすというやり方。
父の《黒の王》が一刀の元に断罪するのを幼い時に見て以来、それが領主としての正しい殺し方と認識。
さらに物言わなくなった首に口付け、胴体と寝ることで思いのまま愛を貪ることを覚えた。
だが食らえば食らうほどに愛に飢え欲求はエスカレート。
次第に度を超した虐殺へと変化してく。
《赤の女王》の異名は赤い瞳や紅薔薇を好んだことに加え、生き血を啜ると噂されたことによるもの。

ローレットに悪徳領主の暗殺依頼が舞い込んだのはそんな折。
他領からの使者を装い屋敷の客人となった赤羽・大地らイレギュラーズ達に宴に乗じて殺されることとなった。

トランプ兵は幼少期の彼女の護衛兵達が姫君の遊び相手としてトランプをしたことから命名。
その頃の兵士達は既に皆彼女を庇って死に、後に補充されたのは見目良い若者達。
大抵は恐怖によって命令に従っているが、中には野心を持つ者もいた。