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遊楽の審判者
登場人物一覧
- 新道 風牙の関係者
→ イラスト
名前:ホルン・G・トリチェリ
種族:人間種
性別:男性
年齢:33歳
一人称:僕
二人称:君
口調:~だね。~だろう? ~だよね?
特徴:情が深く、義理堅い。反面己が『敵』には冷酷な面も……
設定:
ホルン・G・トリチェリはバルツァーレク派に属する人物であり幻想貴族の一人である。
元々トリチェリ家自体がバルツァーレク家と友好的な関係を築いていた家の一つであり、現当主であるホルンもまたバルツァーレク――というよりもガブリエルという一個人を支持している。
ガブリエルもまた己を支えてくれる彼の事は好ましく思っており、また同年代である事も相まってか実質友人の様に接しているようだ。
穏やかであり民政家であるガブリエル。
後ろ暗い所のあるアーベントロートや、多くの貴族を取り込んでいるフィッツバルディとは比べ物にもならないとホルンは考えており、彼が『今の彼』であれるようにと尽力している。
つまり――そう。友がやりたがらない『裏』の事は己が処理する。
彼が気に病む必要はない。いや彼がそもそも知る必要すらないのだ。
彼は清らかなままでいておくれ。
全て僕に任せてくれれば何も問題は無い。
――ホルンはガブリエルにとって潜在的な敵を抹殺する。
彼が望む・望まないではなく必要であるから。
貴族の社会において理想だけでは成り立たない。
現実の視方をする者が必要なのだ。
それは己が担うとしてホルンはガブリエルの闇であり続ける。彼の直属の私兵は同様に闇を担う者が多く、主たるホルンの手助けになる様に主にバルツァーレク領内の不穏分子がいないか監視や偵察を主としているようだ。
なお、それはそれとしてガブリエルの婚姻には実に興味津々である。
政治上難しいだろうが、伴侶というのは大事だ。彼の支えになる良き女性がいればと……
――だが良からぬ者が近付くのであれば話は別だ。
彼を利用しようとするなら。彼の地位を目当てに来るような輩なら。
全て殺す。
……ああ、と言っても彼は自らの立場故にも女性を遠ざけているようだ。
ダンスも避けているらしい。ならば少なくとも今の所そう警戒する必要はないか。
その一線を踏み越えてきた者だけを見据えればいい事だ。
どうか清らかでいてくれ僕の友よ。
君の平穏は――必ず守り通すから。